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ルミナールaの抗がん剤の有無と治療の順番、妊娠について

[管理番号:9709]
性別:女性
年齢:41
病名:浸潤性乳管ガン
症状:
投稿日:2021年9月9日

初めまして。

浸潤性乳管ガン、solid type
ルミナールaです。

浸潤部50??25mmで
部分切除をしてセンチネルリンパ生検をしました。

リュープリン注射とタモキシフェンを服用中で、これから放射線治療予定です。

かかりつけの先生には抗がん剤は提案されませんでしたが、

1、抗がん剤しなくて良かったのかが今更ながら気になってます。

2人目の子どもを欲しいのかはっきり考えていなかったためその旨は先生に伝えました。

2年はホルモン治療やるとのお話でしたのでその後可能なら子どもを考えるしかないのかと考えておりました。

2、田澤先生ならエビデンスから出産を先にというお考えでしょうか?ガンのグレードが悪いので治療が先がいい場合もあるのでしょうか?

3、手術→リュープリンとタモキシフェン(来週2回目のリュープリンです。)
→放射線の予定ですがその後やはり抗がん剤がしたいとなったら出来るものなのでしょうか?

病理報告書は
腫瘍:単発
核グレード3(3+2)
組織グレード3(3+3+2)
浸潤範囲:gf
脈管侵襲:Ly1(高度)、v0
リンパ節:pN2a?Ax(5/6)
ki67:10%
と記載してあります。

宜しくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「1、抗がん剤しなくて良かったのかが今更ながら気になってます。」
⇒Ki67の値からは、それでいいと思いますが気になるのであれば、OncotypeDXしましょう。

2、田澤先生ならエビデンスから出産を先にというお考えでしょうか?
⇒ホルモン療法の場合には、それ(出産が先)でいいと思います。

 ★仮にOncotypeDXして(RS≧26であれば) 受精卵凍結⇒抗がん剤
⇒妊娠出産⇒ホルモン療法となります。

「その後やはり抗がん剤がしたい
となったら出来るものなのでしょうか?」

⇒勿論できます。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

検査についてとリンパ節郭清について
性別:女性
年齢:41歳
病名:浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2021年9月27日

こんにちは。

前回はご回答頂きありがとうございました。

今回お伺いしたい事はまず検査についてです。

私が軽い?パニック障害があるため(薬は昔軽い薬を飲んでましたが今は飲んでません)主治医に伝えたところしょうがないよねと言う事でMRIはしてません。
(MRIや放射線設備が無い施設です)

また、手術は7月中旬にしましたがその際CTや骨シンチなどもせず血液検査とエコーだけしました。

私的には転移が無いのかが気になっていてエコーと血液検査でわかるものでしょうか?

また、リンパ節郭清について6個取ったうちの5個が転移してましたが、6個しか取ってないので取り残しがあるのではと心配です。

主治医からは放射線をしようという話になってますが、(タモキシフェンとリュープリンは初めてます)田澤先生のコラムなどを読んでリンパ節転移で取り残し?がある場合、放射線や抗がん剤で消えるとは限らないと見て、また放射線をしてしまうと郭清するのが難しくなる?と見てそれならきちんと取りたいと思ってます。

その場合田澤先生に診て頂いて手術して頂く事は可能でしょうか?

今は病理の報告書しか手元に無いのですがそれだけだと難しいでしょうか?(一応セカンドオピニオンの資料は今の主治医にお願いしてますがもう少し時間かかりそうです)

以上宜しくお願い致します。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

「また、手術は7月中旬にしましたがその際CTや骨シンチなどもせず」
⇒CTや骨シンチは無駄な検査です。
 当院では(ルーチンとしては)行いません。

「私的には転移が無いのかが気になっていてエコーと血液検査でわかるものでしょうか?」
⇒「転移」とは「遠隔転移」のことですか?
 初発時に遠隔転移がある場合は殆どないので、気にしないようにしましょう。
 ★ 今後は採血腫瘍マーカーが上昇した場合に(CTなど)行えばいいのです。

「また、リンパ節郭清について6個取ったうちの5個が転移してましたが、6個しか取ってないので取り残しがあるのではと心配」
⇒きちんとした郭清が行われているのか?が気になるところです。

もしも不十分(主治医が「口を濁す」など)であれば、きちんとレベル3まで郭清してもいいと思います。