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嚢胞内腫瘍

[管理番号:9695]
性別:女性
年齢:46
病名:
症状:
投稿日:2021年9月5日

27歳の時から時期はずれることはありますが、1年に1回かかりつけ医(クリニック)か職場の乳がん検診で検診を受けています。

まだ高濃度乳腺なので、かかりつけ医からはエコー検査が適しているといわれ、エコー検査がほとんどです。

職場のがん検診はエコーとマンモを併用しています。

時期を覚えていないのが今更ながらに「意識が低いな」と思うのですが、いつの頃からか両胸に嚢胞ができ始めました。

でき始めた頃から左のほうが数が多く、大きいものでは5cmくらいあり、ふれる物も多いです。

右は左より数も少なく、大きさも小さいです。

今年8月初旬の生理前から左胸の異様なはりと痛みがあり、下着をつけるのにも違和感がありました。

いつもは生理が終わると胸の張りや痛みは治まるのですが、今回は生理が終わってもはりは治まらず、左胸の10時方向にあるしこりあたりに痛みがありました。

3年前にも多分同じ(だと思うのですが)部位で同じ症状があったので、中の内容物(クリーム色っぽい分泌物)をかかりつけ医に抜いて検査をしてもらい、結果は「異常なし」と言われました。

当時は医者が「異常なし」というのだから大丈夫だろう考え、また「1年に1度の検診でよい」とも言われていたので安心してしまいました。

今回も8月下旬に同様に抜いてもらい、検査をすることなにりました。

因みに嚢胞は5cmくらいあったもので、内容物は前回と同じくクリーム色っぽい感じで18ccくらい抜きました。

左にばかり気を取られていたのですが、かかりつけ医から右胸9時方向の乳頭近くにある嚢胞内に気になる(白いもやもや)ものが映っていると言われました。

大きさは袋の大きさが1cmくらい、中の気になるものは7mmくらいで、後日針を刺して検査します、と。

個人的にはすぐにでも検査して欲しかったのですが、先生曰く「小さすぎるので針を刺すのが難しいから日を改めたい」とのことでした。

右胸のものは「恐らくは乳管内乳頭腫だと思うが、悪性であっても非侵潤がんに相当するものだから」と言われました。

「嚢胞は悪性化しない」と言われていたので、凄くパニックになりました。

すると医師から「昨年からありました」的な話を今更ながらにされ、「1年経って気になるから念のため検査する」と言われました。

その日は「昨年からあった」と「悪性」という言葉にショックを受けて、詳しい検査方法を聞かずに帰ってしまいました。

帰宅後、検査方法も聞かされていないことに気が付き不安が募りました。

検査は1週間後だったのですが、内容物を抜いた3日後の夜から抜いた箇所が異様に痛み、4日目の朝には腫れて痛みも酷くなり、再度受診しました。

中待合室で待機していたところ「また来たの? 検査の結果出てないよ」的な話が聞こえて帰りたい気持ちになったのですが、
この異様な腫れと痛み、自分がする検査について確認したいと思い、診察を受けました。

左胸については「よくあることで内容物がまた溜り、一気に膨れたので痛むのだろう」と言われました。

3年前に抜いた時はそんなに早く内容物は溜まらなかったのでその点を確認すると「早い人は翌日から溜まり始める」とのことでした。

今回、内容物を抜いた翌日にコロナワクチンを受けたのですが、それが影響しているか尋ねたら「それはないだろう」と。

「胸の痛みが気になるのだったらまた内容物を抜きます」と言われましたが、その時は腫れて歩く振動でも痛むのに無理だと断りました。

右胸の検査は細胞診だとわかり、この時の受診で色々な検査方法があること、このクリニックでできる検査方法を教えてもらいました。

細胞診の結果が良くなければ、コアニードル針生を行うとのことでした。

検査方法はわかったものの、まだわからないことだらけだったので、色々と調べるうちに乳がんプラザにたどり着きました。

全部はまだ読み切れていないのですが、他の方の質問や先生の回答を拝見するうちに細胞診はそれ一回で全てがわかるわけじゃないんだな、と理解しました。

右胸細胞診の日に左胸の内容物の検査結果を伺いましたところ「鑑別困難」と判定が出だが、経過観察でよいでしょう、と言われました。

検査結果の紙はよく見せてもらえなかったのですが「乳管乳頭種」、「DICS」、「鑑別困難」の文字が見え、他には「検査が必要」的なことが書かれていました。

家に帰ってよく調べたいと思ったので、結果のコピーを頂きたいとお願いしましたが、頂くことはできませんでした。

細胞診検査はかかりつけ医曰く「もやもやにしっかり刺さり、細胞をとれた」とのことでした。

また、左胸はまだ痛みと腫れはあったものの、ピークの時を脱していました。

しかし、気になったのでエコーで見てもらったところ、また同じような内容物と澱みたいなものが溜まっていると言われました。

「澱」の意味がよくわからず、刺したことによる出血か確認したところ、「そうだけどそうじゃなくて」みたいなよくわからない返答を受け、その後も伺ったのですが自分の理解力が低くわからず終いでした。

検査1週間後、結果を聞きに行くと「正常ないし良性」と言われ、検査結果の紙も見せてくれませんでした。

「嚢胞の多さと左胸は良性だと思うけれど鑑別困難なので、半年後にまた来るように」と言われました。

この頃には乳がんプラザで学ばせて頂いていたので、鵜?みにしてはいけないな、と思いました。

左胸はまだチクチク痛んでいましたし、確定させたかったし、例え悪性でなかったとしても、閉経まで煩わされるのが嫌だったので摘出手術の話をしたところ「がんと断定できないものは大きな病院では診てくれない」と言われました。

また、全ての嚢胞を摘出したがっていると思われたのか「あなたは嚢胞が多すぎるから無理な話だし、(今回の左胸の腫瘍は)
大きいから切除すると傷跡は大きく残るし胸の形が悪くなる」ようなことを言われました。

私の状況説明が長くなり申し訳ありません。

先生にお伺いしたいのは、5cmもの腫瘤を放置していましたが、手遅れにならないでしょうか。

私の状況では腫瘍の摘出手術をした方がよいか(他の方の質疑応答を見る限りこれだと思いますが)という確認と、その場合は先生に行って頂きたいと考えていますが、今のクリニックの検査結果やエコーの結果
は持参できない可能性が高いです(以前にセカンドオピニオンを受けようと相談した際に大激怒されたので)。

先生に診て頂き、手術を行っていただく際はどのようなプロセスを踏んだらよいでしょうか
かかりつけ医が言うように傷跡が大きく残り、胸の形が悪くなるのでしょうか(当方、胸が本当に貧乳です)。

命に比べたら胸の形の良し悪しは二の次になることは理解していますが、感情はなかなか追いつかなかったりするので、心構えとしてお伺いしたいです。

そして、書いているうちに思い出したのですが、「内容物を抜いた腫瘤に5mmくらいのもやもやがあるけれど気にするほどではない。
経過観察」と言われ、細胞診もなにもしていません。

書いていて自分でびっくりしています。

思い返せば昨年の職場での健診結果に「嚢胞内腫瘤疑い」、「かかりつけ医での指摘のものと思われるが今後も経過観察が望まれます」と記載があったことをもっと重く受け止め、調べて行動すればよかった、と後悔しています。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「今年8月初旬の生理前から左胸の異様なはりと痛みがあり、下着をつけるのにも違和感がありました。
いつもは生理が終わると胸の張りや痛みは治まるのですが、今回は生理が終わってもはりは治まらず」

⇒これは1000% 更年期の症状(卵巣が不安定となっているため、ホルモン分泌で「正常」乳腺が刺激をされる)です。
 無駄な心配をしないようにお願いします。

「内容物(クリーム色っぽい分泌物)」
⇒クリーム色は絶対に乳管内病変ではありません。
 ご安心を。

「右胸9時方向の乳頭近くにある嚢胞内に気になる(白いもやもや)」
⇒本当に(担当医のいうように)嚢胞内腫瘍なのか、実際には「嚢胞内の分泌液が固まっただけ」の可能性もあります。

「右胸細胞診の日に左胸の内容物の検査結果を伺いましたところ「鑑別困難」と判定が出だが、経過観察でよい」
⇒そもそも内容液の検査は無意味です。
 気にしないように。

★ 結局その「右の針生検」していないのですか?(もし、そうなら「それだけ」してもらいましょう)