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乳がん、今後の治療について

[管理番号:9650]
性別:女性
年齢:30歳
病名:乳がん
症状:脇や胸のしこり、痛み
投稿日:2021年8月20日

この2ヶ月間毎日コラムや、QandAを繰り返し拝見しております。
妻が乳がんと診断されました。
結果が確定したのが昨日です。
2ヶ月前に左脇リンパが腫れリンパ節炎との診断でしたが、その一月後胸にシコリと腫れができました。
まさにいきなり!と
いった印象で、肉芽種性腫瘍等良性であれば良いと希望を持っていましたが乳がんで確定してしまいました。
シコリが17mmで大きめの乳管内伸展があり、脇リンパ節にレベルIIまで腫れがあります。
ER 0、PgR 0、HER2 2、Ki-67 80%でトリプルネガティブまたはHER2タイプとのことで、HER2はスコア2で追加検査中で2週間後解るそうです。
ステージは2a~3相当と聴きました。
全摘希望ですので先に手術希望でしたが、主治医から癌が血管を作っており、出血リスクや、がんが散らばるリスクがある為、術前に化学療法をする方が良いと伺いました。
あー、QandAと同じだー
と内心思いましたが、手術を押し通すのも、薬剤を始めるのも正直言ってすべてが恐怖です。
予後は同じと拝見しましたので、最短来週からでも化学治療を始めたいと思います。
FEC療法3w4回~DOC療法3w4回でHER2ならハーセプチン、パージェダがあるか無いか。
先生からみて薬剤等おかしくないでしょうか?
積極的に効果を見てもらい口出ししていくつもりです。
状況を鑑みてセカンドオピオンする時間も余裕もありません。
本来なら江戸川病院で先生の手術を受けたいですが、距離や状況等なかなか気軽には難しいです。
因みに(近畿)県在住です。
田舎にも先生のような
ドクターが居たらいいのに…。
頭が変になる程不安のなかで先生
発信されている情報で励まされ、気持ちを奮い立たされました。

厚かましいですが、アドバイスよろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

レベルⅡまで転移があるのであれば、(例え術前抗がん剤で見えなくなっても)手術の際にはレベルⅢまで郭清しましょう。
それができないから、術前抗がん剤をゴリ押しする医師が多いのには辟易しますが…

「FEC療法3w4回~DOC療法3w4回でHER2ならハーセプチン、パージェダがあるか無いか。
先生からみて薬剤等おかしくないでしょうか?」

⇒標準治療です。問題ありません。 ただFECよりはEC,ACの方がいいように思いますが…

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

脇のリンパの症状。
性別:女性
年齢:30
病名:乳がん
症状:胸、脇のしこり。
投稿日:2021年9月2日

田澤先生、丁寧にお答え頂きありがとうございます。

先週より、FECでの治療が始まりました。

標準治療との事で安心しました。

数日は辛そうでしたが、食欲も戻ってきています。

ありがたいです。

その後HER2の追加結果が陰性で、トリプルネガティブで確定しました。

先生にお伺いしたいのが、脇のリンパについてです。

最初に診察を受けた際、腫れや、腕の痺れ、モンドール病のような筋まで出ましたが、抗がん剤を打つ前にはほぼ回復しました。

残念ながらシコリはありますが…。

①ステージ判断するうえで、胸のシコリは17mmですが、脇のリンパ癒着がある可能性があるから2aから3aとの説明を受けました。
そういう理解で良いのでしょうか?
②また上記の様な脇の症状は良くない要素ですか?
 先生の患者様でもおられましたか?
③田澤先生の感覚で、5年10年の生存率を教えてください。

 ネットの不安になる情報は見ないようにします!

よろしくお願いいたします。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

「①ステージ判断するうえで、胸のシコリは17mmですが、脇のリンパ癒着がある可能性があるから2aから3aとの説明を受けました。そういう理解で良いのでしょうか?」
⇒実際には…

 術後のステージには「リンパ節転移の個数」がステージとなるので、「抗がん剤する前のリンパ節転移の評価(個数)」を必ず確認してください。

「②また上記の様な脇の症状は良くない要素ですか?」
⇒リンパ節転移に症状はありません。

 ストレスによるホルモン刺激症状です。
 全く無関係

「③田澤先生の感覚で、5年10年の生存率を教えてください。」
⇒病理結果が出てから考えましょう。

 
 

 

質問者様から 【質問3 】

病理の結果
性別:女性
年齢:31
病名:浸潤性入管癌
症状:胸、脇のしこり、乳房痛
投稿日:2022年3月24日

田澤先生、前回、前々回と丁寧にお答え頂き、本当にありがとうございます。

非常に参考にさせて頂いております。

今回もよろしくお願い致しします。

術前化学療法(FEC→DOC)、3/3に手術を終えて病理結果がでました。

浸潤性乳管癌
組織グレード3
浸潤径58×53×13
リンパ管侵襲 +
脈管侵襲-
効果判定グレード 1a
ER(-)、PgR(-)
HER2score0、Ki-67 70%(average)

リンパ節
レベルⅠ 1/9 別に死滅後の繊維化1個
レベルⅡ 0/3 ロッター含む

当初の画像を確認してもらうと
4個程反応していたリンパ節があるが、こちらは比較的よく効いていたようです。

画像上は消えているようですが、1つだけ残っていました。

浸潤径については当初17mmと聞いていましたが、58mmと大幅に大きくなりました。

薬の効果でバラバラに縮んだ形になっているとの説明です。
(全体で58mm)
残った部分はKiも高く活発だったとの事。

粛々と説明を聞いていましたが、内心は動揺してしまいました。

先生にお伺いしたいのが
①術前ステージ2A→術後ステージ3Aという理解でいいのでしょうか?
術前で抗がん剤をしている上、気休めですが…過去のQandAで癌のvolumeについて触れておられるのですが、13mmはvolume低めと考えても良いですか?

②放射線を胸壁、鎖骨上領域を6週間予定しています。

6週間連続で当てるため、途切れないようゴールデンウィーク明けからからとなるそうです。

当てる箇所や、タイミングは妥当でしょうか?

③ 改めまして、病理が出たので田澤先生の目から5年10年の生存率を教えてください。

 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは田澤です。

★化学療法前に画像上リンパ節転移の個数をどう評価していたのか?が不明なので回答はできません。

①術前ステージ2A→術後ステージ3Aという理解でいいのでしょうか?
⇒上記★を主治医に確認しましょう。

 リンパ節転移を(化学療法前の画像上)4個以上と判断していれば「化学療法前」
ステージは3Aとなります。

②放射線を胸壁、鎖骨上領域を6週間予定しています。

6週間連続で当てるため、途切れないようゴールデンウィーク明けか
らからとなるそうです。

当てる箇所や、タイミングは妥当でしょうか?
⇒そう思います。

③ 改めまして、病理が出たので田澤先生の目から5年10年の生存率を教えてください。
⇒上記★が不明なので回答不能です。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/4/2
***

 
 

 

質問者様から 【質問4 】

リンパ転移数について
性別:女性
年齢:31
病名:乳癌
症状:胸、脇の腫れ、しこり
投稿日:2022年4月2日

田澤先生、いつも丁寧にありがとうございます。

情報不足で失礼致しました。

腋窩リンパ節について
画像診断当初は転移3つと想定していました。

大きな腫れを複数の癒着と取るかいなかで変わるが最大で4つ程。
最小で2つ。

今思うとちょうど、ステージの境目です。

当時リンパ同士の癒着があるかも?との指摘はありましたが、大丈夫だと思うとの事でⅡAと診断されました。

化学療法後造影ct上は消えたように見えましたが、
病理では残存1つと組織化1つでした。

他の病理は前回記載の通りです。

術前は画像評価でT1(17mm) 、N1のIIA
術前化学療法をし、効果は1a
術後は病理検査でT3(58mm)、N1のⅢA

①化学療法前のリンパの評価を追記しました。

改めて生存率について教えてください。

また3つと4つで大きく変わりますか?

厚かましながら追加で質問をお願いします。

②17mmから術後58mmになった腫瘍径について。

説明時は造影ctで測定していましたが、はっきりと写る部分を浸潤径として測っており、色が薄めの部分が進展と聞いていました。

化学療法前17mm→FEC後12mm→DOC後6mmで不明瞭になっていると聞いていました。

結果癌があったのだから、58mm以上だった。

比較的早期に見つかった事が救いでしたが、振り返ればT3、N2のステージ3Aでしょうか。

よろしくお願いします。

 

田澤先生から 【回答4】

こんにちは田澤です。

抗癌剤前の画像診断でリンパ節転移が3個という判断であれば、質問者のご理解通り(化学療法前の)画像診断でのステージはcT1,cN1, cStageⅡAとなり、術後の病理診断はpT3,pN1,pStageⅢAとなります。

抗癌剤も完遂しているのだから再発率は20%前後と思います。

***
再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/4/11
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