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イブランスとベージニオについて

[管理番号:9648]
性別:女性
年齢:57
病名:乳ガン
症状:
投稿日:2021年8月19日

田澤先生お世話になります。

50歳の時に右乳房全摘しました。
ルミナルB、ステージ3B、グレード1、リンパ節転移10個でした。
3年2ヵ月で再発し、骨と肝臓に転移、イブランス+フェソロデックス+ランマークの治療が始まりました。
半年後には腫瘍が全て消えていました。
暫く治療継続してたのですが、フェソロデックスでアレルギー反応が起こり、タモキシフェンに変更されました。
コロナの脅威下であるのと貧血の為、昨年4月より休薬することになりました。
昨年12月肋骨の痛みから骨シンチをしたところ転移が判明しました。
まだまだコロナの脅威下だったためか、ベージニオ+ランマーク+タモキシフェンの治療が始まりました。
3ヶ月後、腫瘍マーカーの上昇でエスワン+ランマークに変更、現在胸膜に水が溜まるなど、余り効いてる気がしません。
いっそ、1番効いていたイブランスに戻してはと思うのですが、田澤先生はどうお考えですか?
主治医は、ホルモン療法が効かなくなったと仰ってました。
それと、1度目の再発の時に上がった腫瘍マーカーがCA15-3とBCA225だったのですが、今回はCEAとNCC-ST-439の値が高くなっています。
その違いは何なのでしょうか?腫瘍の質が変わってるのでしょうか?
田澤先生のご意見よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「1番効いていたイブランスに戻してはと思うのですが、田澤先生はどうお考えですか?」
⇒質問者と同意見です。

メール内容だけで見るとpalbociclibは(効果が無くなったから中止したわけでは無く)別の理由で中止されているようです。
つまり、「palbociclibに抵抗性が出てきた」と判断する根拠はありません。

FulvestrantにアレルギーであればLetrozole+palbociclibを選択します。