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乳癌治療方について

[管理番号:9627]
性別:女性
年齢:妻の病状について
病名:HER2陽性浸潤がん
症状:
投稿日:2021年8月12日

田澤先生、こんばんは。

先日妻が相談させていただいたみたいなのですが、5ミリ以下の浸潤癌(HER2陽性)4ミリなのです。

抗がん剤を僕としては、抗がん剤をうけてほしいのですが、
全頭脱毛の経緯もあり妻としては、抗がん剤を拒否しております。

田澤先生におききしたいのですが、
5ミリいかなら抗がん剤をしなくてもほんとうに大丈夫なのでしょうか?
再発リスクがあがらないでしょうか?
家族みんながしんぱいしております。

どうぞよろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「田澤先生におききしたいのですが、5ミリいかなら抗がん剤をしなくてもほんとうに大丈夫なのでしょうか?」
⇒冷静に考えてみてください。

 全ては「効果」と「副作用(有害事象)」のバランスです。

 例えば100人の人が苦しんで、1人だけが救われる(再発を逃れる)治療があったとしたらどうですか?
 浸潤径5mm以下の人の再発率が1%だとして、(それらの人に抗がん剤をすることは)残り99人は「無駄に苦しむ」ということになるのです。

 それに対して100人の人が苦しんで、10人が救われる
 例えば、これが浸潤径15mmだとすると、15mmであれば「効果と副作用のバランスがいい」治療となるわけです。