[管理番号:9609]
性別:女性
年齢:44歳
病名:乳癌
症状:
投稿日:2021年7月30日
はじめまして。
私は昨年11月乳腺クリニックで乳癌と確定され(2A期リンパ節転移なし、ルミナルB、HER2陰性、エストロゲン陽性、ki67 90%)その後、某がん専門病院に転院し、術前化学療法(ACとドセタキセルの各4回)終了後MRIで検査したところがん消失→手術(乳房温存)→タモキシフェン開始→近々放射線治療予定です。
やっとここまで辿り着いたという安堵感でしたが、この数日前放射線治療の先生のお話を聞きに行く機会がありまして、内容は主に治療の意義や副作用のお話でしたが、ここで不安が一つ発生。
私の腫瘍があった方の胸は右側なので放射線は心臓にはあたらない様なのですが、極力少なくしますが肺には必ず放射線が当たりますと言われしまい、抗がん剤で沢山の副作用に悩まされて辛い思いをしたのに、放射線でも副作用(肺臓炎など)に悩まされるかもしれないと思うと憂鬱になってしまい、どうにかならないかと調べたところトモセラピーに行き着き早速先生にトモセラピーは出来ないのかと尋ねたところ、トモセラピーの設備はあるが私の場合は病院の規定で対象にならない。
どうしてもやりたいのであれば他の病院を紹介しますがトモセラピーでも肺には多少なりとも放射線当たりますよと言われ、また近々予定している放射線機(SIEMENS製 ONCOR)とトモセラピーはそこまでリスクは変わらないと言われてしまい。
ここで質問です。
①一般的な乳房にあてる従来のリニアックとトモセラピーを比較した場合どれだけ肺へのリスクが減るのか?
②やはりトモセラピーにしたいと思った時私の予防的放射線治療でトモセラピーを引き受けてくれる病院があるのか?(担当医の話では私の病理結果では他の病院でもトモセラピーを受けさせてもらえない場合があると言われ)
③放射線治療を他の病院で受けたら、今後5年続くホルモン治療は今通っている病院で引き続きお世話になって良いのかそれとも放射線の病院にまるごと転院した方がよいのか。
毎日戸惑う事ばかりで、まとまりのない文章で申し訳ありませんが田澤先生の的確なアドバイス聞かせていただけたら幸いです。
宜しくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
質問内容が「放射線科」なので、私の回答には限界があります。
あくまでも当院でのトモセラピーについての実態についてお話しします。
1.リニアックとトモセラピーでは放射線肺臓炎の頻度は「明らかに」異なる。
私は仙台時代には(普通に)リニアックでしたが、年に数人は放射線肺臓炎がありました。
それに対し、江戸川に来て7年になりますが(江戸川では全例トモセラピーです)1例もありません。
★統計的な正確なデータなどは(私は放射線科医ではないので)持ち合わせていません。
2.他院で手術をして「放射線だけ当院で行う」場合には、(乳腺外科を通さずに)直接当院の放射線科を受診するので、放射線後の診療も「手術した病院で」そのまま行われています。