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タモキシフェンの効用について

[管理番号:9563]
性別:女性
年齢:45
病名:乳がん
症状:タモキシフェンを服用して卵巣の腫れがある
投稿日:2021年7月12日

2018年乳がんの手術を受け、その後タモキシフェンを服用しています。

婦人科の定期健診で卵巣の腫れを指摘され、血液検査でのエストロゲンの値も高く、不安から色々検索しているうちにこちらにたどり着きました。

タモキシフェンが卵巣に影響していることは過去の記事から理解したのですが、ひとつ疑問なことがあります。

タモキシフェンは本来エストロゲン値を下げる目的のお薬ですよね?
タモキシフェンを服用するとエストロゲンが高値になる人がいることは当然で、一般的には閉経一年後まではエストロゲンの測定はしないとの記載を拝見しましたが、それはタモキシフェンを服用してエストロゲンが高値になる人の場合でも乳がんの再発にはお薬が効いているということなのでしょうか?
タモキシフェンを服用しているのにエストロゲン値が高いことにもやもやしたままです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「それはタモキシフェンを服用してエストロゲンが高値になる人の場合でも乳がんの
再発にはお薬が効いているということなのでしょうか?」

⇒勿論です!

 タモキシフェンに「卵巣抑制作用は無い」のですよ!
 タモキシフェンは「あくまでも」エストロゲンが標的臓器に作用するところをブロックするだけです。(卵巣が「タモキシフェンが少ないのでは?」と勘違いして大量に生産しているのです)