[管理番号:9498]
性別:女性
年齢:43
病名:両側乳がん
症状:
投稿日:2021年6月21日
田澤先生、お忙しい所失礼いたします。
不安な時は乳がんプラザを拝見させて頂いて、
安心材料を頂いております。
昨年、両側乳がんがみつかり
2020/11両胸全摘手術
2021/1~fec×4回、ドセタキセル×4回が終了致しました。
2021/7~ホルモン治療予定です。
術後病理検査
右 Invasive ductal carcinoma,scirrhous type
pN1a(i-)(1/11)
浸潤径:19×15mm
浸潤径+乳管内進展径:25×15mm
波及度:s
脈管侵襲:ly0.v0
切除断端:negative (<5mm)
ER90% PR90%
ki67 10-20%
in situ(+):cribriform type
グレード3
ER90% PR90%
ki67 10-20%
HER2 -
腋下リンパ郭清(レベル1)
左 Invasive ductal carcinoma,scirrhous type
pN1mi(1/2)
浸潤径:14×20mm
浸潤径+乳管内進展径:14×45mm
波及度:f
脈管侵襲:ly0.v0
切除断端:negative(<5mm)
ER90% PR90%
ki67 10-20%
HER2 -
in situ(+): cribriform type
グレード2
今回お聞きしたいのは、抗がん剤後の放射線についてです。
主治医は「皮膚浸潤してたけどリンパ転移もひとつだったし取り切れているので放射線はやらない。」「そこまでやる必要はないかな。」との判断でした。
放射線やらなくていいんだ。
とホッと一安心だったのですが。
病理診断結果を見返してみると、左右とも切除断端はnegativeと出てるのですが、右3箇所、左2箇所に1mmの範囲に癌細胞を認めますが、明らかな露出は認めません。
とも書いてあります。
露出は無いですがこの場合切除断端近接と捉えて放射線を当てた方が良いのでしょうか?
あと、右の皮膚浸潤部分は全摘で皮膚もとっているので放射線を当てなくても大丈夫と言う事でしょうか?
右はしこりが谷間付近の脂肪の少ない所にできていたので、胸壁にも近かったので心配もあります。
手術前は、「胸壁に少しくっついてるかもしれないから放射線治療やる事になるかも」との事でしたが、結果くっついてなかったのですが断端1mmの範囲に癌があると出ているので不安があります。
今回の診察後にこのような不安が出てきてしまったので次の診察の時に上記の事をもう一度確認してみようと思っているのですが、その前に田澤先生のご意見もお聞きしたく質問させていただきました。
どうぞ宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「主治医は「皮膚浸潤してたけどリンパ転移もひとつだったし取り切れているので放射線はやらない。」「そこまでやる必要はないかな。」との判断」
⇒皮膚浸潤といっても表皮浸潤(T4)ではなく、真皮浸潤(s)のみであれば、それでいいと思います。(主治医の判断はそうなのでしょう)