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外科的生検を受けるべきか悩んでいます

[管理番号:9412]
性別:女性
年齢:78歳
病名:
症状:
投稿日:2021年5月23日

はじめまして、母が乳がん検診で再検査となってからこちらのサイトを知り、毎日拝見しております。
大変な激務の中、田澤先生自ら毎日の質問に詳しく御回答されて、どれだけの患者さんが勇気づけられていることかと思います。
よろしくお願いいたします。

78歳の母の件です。
2年ごとに欠かさず市の検診を受けていましたが、今年の2
月にマンモ検査で初めて要精密検査となり、3月に乳腺外科を受診しました。

 
マンモの結果、先生より「28mmのしこり?があり、かなり広がっている」と言われたそうで、マンモトーム生検を受けました。
(悪性が予想されるので)結果は家族と一緒に聞きに来て下さいと言われましたが、悪いものが出ず、翌週?RIを受けました。
MRIでは「右乳房上方に非腫瘤性造影病変あり、非浸潤癌など否定できない」とのことで、4月に再度、別の先生によるマンモトーム生検を受けましたが、また悪いものが出ませんでした。

2度目のマンモトーム後に先生より頂いたペーパーには以下のように書いてありました。

MRI:良性病変や非浸潤癌が鑑別に挙がる
針生検結果:初回 良性(乳腺の線維化と萎縮)2回目 良性(乳腺の線維化と萎縮)
 今後の方針 ①経過観察  ②外科的生検(手術)

先生から、今後の方針として①経過観察(半年後にマンモグラフィ) ②外科的生検の2つがあり、①でも良いと思うが、白黒はっきりさせたければ②になるので、どうするか家族で話し合って下さいと言われました。
②の場合は全身麻酔で入院1週間とのことでした。

田澤先生のブログのコメントの中で「70歳代で2cmを超えるシコリが発生となると注意が必要」という一文を拝見しました。
母は15年以上前に一度、乳腺外科に行ったそうですが、その理由を本人は覚えておらず組織検査などもしなかったらしく、経過観察もなく、今回のシコリは新しく発生したものではないかと思いました。
本人も家族も癌だと思っていたので、良性の結果に拍子抜けしながらも、仮に悪性の場合は半年の経過観察の間に進行してしまうのが怖いと思い、外科的生検を受けさせるべきか悩んでいます。
受診した病院は、ホ〇ヤマコーヒーが美味しい町にある先生が大勢の患者さんを診察してくださっていた病院です。

私も結果説明に同席させてもらい、家族で話し合って下さいと言われて帰宅しましたが、どうして良いのかわからず、本人も家族も答えが出ないまま時間が過ぎて焦っています。

質問です
1)外科的生検を受けるリスクにはどのようなものがありますか?
2)外科的生検を受けた方が良いのでしょうか?
お忙しいところ恐れ入りますが、教えて頂けると幸いです。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「1)外科的生検を受けるリスクにはどのようなものがありますか?」
⇒ありません。

「2)外科的生検を受けた方が良いのでしょうか?」
⇒当然、受けるべきです。