[管理番号:9291]
性別:女性
年齢:45
病名:乳がん
症状:
投稿日:2021年4月1日
検診で乳がん疑い(石灰化)となり、乳腺専門クリニックでマンモとエコーと細胞診を行い、乳がん(カテゴリー5)と言われました。
来週、術前検査のMRIを受け、再来週には手術の予定も組まれています。
担当医からは術前検査のMRIで広がりを確認し、そのときに全摘か温存可能か判断するが、もし温存と判断していても、手術中に全摘に切り替えることもある、と言われています。
乳がんを診断された方のブログ等を読んでいると、術前検査にMRIだけでなく、PET検査や組織検査をしている方が多いように見え、気になってきました。
PET検査は、転移の可能性が高い人が対象なのかと考え、人間ドックのエコーで肝臓などに問題なかったこともあり、私は初期と診断されているのかなと(期待を込めて)思おうとしたのですが
組織検査は、がんの種類がわかるようですので、術前にわかっていたほうが手術のやり方や今後の治療方針など立てやすいのではないかと思えるのです。
私の担当医は、手術後に組織を調べて、それから治療方針など考えるとのことでした。
(全摘になった場合、担当医は再建ができないので、一旦全部取ってしまってから、組織を確認、その後治療し、そのあと再建するそうです。)
もし来週の検査で温存と言われても、手術が終わった際に全摘されていたら…と思うと、まだMRI検査前ですが、憂鬱です。
また、非浸潤性なのか浸潤性なのか、術前にわかっていなくても大丈夫なのだろうか、と心配になってきました。
ご意見をいただきたいのは2点です。
・手術前にがんの組織を調べず、MRI検査のみというのは、特に問題ないのでしょうか。
・手術中に、温存から全摘に変わることもよくあるのでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「乳がんを診断された方のブログ等を読んでいると、術前検査にMRIだけでなく、PET検査や組織検査をしている方が多い」
⇒無駄な検査です。
当院ではルーティーンでそのような検査(CT PET 骨シンチ)は行っていません。
「・手術前にがんの組織を調べず」
⇒通常、細胞診だけでは手術を行いませんが、(逆に言えば)画像上「癌以外はありえない」という所見なのでしょう。
「MRI検査のみというのは、特に問題ないのでしょうか。」
⇒冒頭のコメントをご参照のこと
「・手術中に、温存から全摘に変わることもよくあるのでしょうか。」
⇒まず99.9%ありません
ご安心を。