[管理番号:9278]
性別:女性
年齢:59歳
病名:微小浸潤がん
症状:特になし
投稿日:2021年3月26日
こんにちは。
昨年末に母が乳がんの疑いとなり、色々調べて回る内にこちらに辿り着きました。
最終的にがんとの診断に至り、簡単ではありますが、以下現状となります。
<病理検査結果>
1.腫瘤の大きさ:2.0cm (浸潤した部分:0.1cm)
2.病期分類:I・
3.組織学的異形度(がんの顔つき):I
4.がんの種類:微小浸潤がん
5.がんの性質:女性ホルモンの刺激によって育つタイプ
ハーセプテスト{ 2+ }、HER2陰性
<検査結果が出るまでの簡単な経緯>
2020年11月:人間ドックで右胸に影があると言われ、乳腺外来の受診を勧められる。
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2020年12月:個人医院の乳腺外来を受診、約1.5cmのしこりが見つかるも細胞診で
診断つかず、県立がんセンターを紹介される。
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2021年1月:がんセンターにて組織診(マンモトーム?)を実施。
ステージ0、非浸潤性乳管がんと診断される。
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2021年3月初旬:がんセンターにて局所麻酔で腫瘤摘出手術を受ける(局麻なので当
然?ですが乳房は温存)。
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2021年3月下旬:病理検査の結果、ステージ1、微小浸潤がんと診断。
今後の治療としては、
放射線照射16~25回&ホルモン治療(アリミデックス又はフェマーラ)
となるそうです。
術前とステージが異なるのは、判断が難しいとのことで致し方無いことだとは思うのですが、
ひとつ引っかかるのは、術前の説明では『浸潤が見つかった場合は、センチネルリンパ生検を実施する可能性があります。』
との事だったのですが、いざ術後の検査結果を受けての説明では、今回は(リンパ節生検は)必要無いとの事だったそうです。
これは、「浸潤はあったが、微小なのでリンパ節への転移を疑う必要は無い」との認識でいいのでしょうか?
また、今後の治療方針は(転移の有無確認の必要性なども含め)適切なのでしょうか?
セカンドオピニオンとまではいかないまでも、別の専門家の方のご意見を頂戴したいと思い、質問させて頂きました。
情報不足かとは思いますが、よろしくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「これは、「浸潤はあったが、微小なのでリンパ節への転移を疑う必要は無い」との認識でいいのでしょうか?」
⇒その様です。
微小浸潤癌であれば「リンパ節転移の可能性は極めて低い」から、問題無いと思います。
★ それよりも(個人的に)ひっかかったのは『局所麻酔で腫瘤摘出手術を受ける』という記載です。
何か、全麻ができない(もしくはリスクがあるという)理由があったのでしょうか?