[管理番号:9183]
性別:女性
年齢:56歳
病名:悪性葉状腫瘍
症状:術後経過観察中
投稿日:2021年2月8日
葉状腫瘍の診断を受け、手術をしました。
しこりに気が付いたのは2020年春頃。
検査は11月で、サイズは8か月で1.5倍ぐらいになりました。
病理検査の結果は悪性葉状腫瘍。
検査の結果の数値について
●病変サイズ 65×45
●手術で切除した術部は約80mm
●断端は陰性とのこと
●12/10HPF
●K1-67 20%
●脂肪組織内に侵潤あり
●壊死あり(内部の多くが壊死していました)
家に帰って調べてみて「思っていたより(相当)悪かったな・・」という印象です・・
伺いたいのは手術のことです。
今回、乳腺の全摘などはしておりません。
今後は3か月ごとの検査になりますが、悪性度が高そうなので、追加で全摘をしなく
てよいか?ということが気になっています。
今回の質問ですが、
●上記の状態ですが、再発前でも追加切除(全摘)が望ましいか?
●追加切除することで再発の可能性を下げることができるか?
についてご教示いただけましたら幸いです。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
悪性葉状腫瘍は全摘が必須ではありません。
術式として部分切除を選択している時点で、「マージンがきちんと採れていれば」全摘しなくてもいい程度の大きさなのだと想像します。
★ もともと「無理やり温存」という術式選択だったのであれば、全摘すべきですが…
質問者様から 【結果・経過2】
悪性葉状腫瘍/再発・転移なく術後3年たちました
性別:女性
年齢:59歳
病名:悪性葉状腫瘍
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
投稿日:2024年1月19日
今からちょうど3年前、悪性葉状腫瘍の術後に追加切除について質問いたしました。
切除は8センチ、浸潤性の増殖・脈管侵襲ありで、悪性と診断されました。
術後生検の結果を聞いて、非常によくない感じだったので、部分切除で大丈夫だったのかと不安になり、再発・転移を防ぐために追加切除(全摘)が必要かご相談させていただきました。
その節は大変ありがとうございました。
結果的に追加切除はしない判断をいたしました。
最初の2年間は毎日とにかく不安でしたが、3か月に1度の検査を続けて、このたび、再発・転移がなく3年経過いたしました。
2年目からは、手術をした病院での経過観察の検査は半年に一度でしたが、最初に診断を受けた近所のブレストクリニックで自主的に検査を受け、3か月に1度は再発がないか調べてもらっていました。
今後も半年~1年に一度は継続して経過観察を行います。
私の症状・術後の経過が誰もにあてはまるわけではありませんが、術前・術後数値など同じような状態の方がいらっしゃったらと思い、私の状況をさせていただきました。
こちらでのみなさまの投稿も、いつも非常に参考にさせていただいておりました。
ありがとうございました。
<Q&A結果>