[管理番号:9069]
性別:女性
年齢:42
病名:右浸潤性乳管癌
症状:
投稿日:2020年12月21日
いつも参考にさせていただいております。
お忙しい所、大変申し訳ありません。
乳癌が肝転移したのではないかと思い不安なので、質問をさせて下さい。
開業医にて右胸上部のしこりを、6年間エコーのみで半年毎に経過観察していました。
2019年7月に、しこりに痛みを感じ受診し、初めて細胞診を行いクラス3という結果でした。
そのまま病院へ紹介され、針生検にて浸潤性乳管癌と診断を受け治療を始めました。
2019年
10月(中旬)日に乳房部分切除術(センチネルリンパ節生検)
11月(上旬)日からタモキシフェン20mgの服用開始
11月(中旬)日から12月23日まで放射線治療(全25回)を行いました。
術後の病理検査の結果は以下の通りです。
・右浸潤性乳管癌(硬性型)
・大きさ:1.4cm
・浸潤部を含んだ大きさ:1.8cm
・リンパ節転移:無し(0/2個中)
・ER 95%、PgR 90%、HER2 1+
・ki67 20%
・リンパ管侵襲:なし
・静脈侵襲:あり
・悪性度:1
・手術標本の断端:陰性
この1年ほどで、肝機能の数値が上がってきています。
2019年11月 AST 35U/L ALT 30U/L
2020年3月 AST 30U/L ALT 28U/L
2020年9月 AST 35U/L ALT 30U/L
2020年12月 AST 36U/L ALT 41U/L
特に直近3ヶ月間で、ALTの値が急に上がってきており、主治医に肝転移の可能性をお伺いしたら、
画像で確認できる程の肝転移でなければ、肝機能の数値は上がらないので、タモキシフェンの副作用の可能性の方が大きいと言われました。
(10月に、腹部エコーで診てもらいましたが、目に見える異常は無いとの事でした)
まだ正常範囲内なので、服用は続けて様子を見ましょうと言われましたが、タモキシフェンの副作用で肝機能の数値が上昇するのは、よくある事なのでしょうか?
タモキシフェンの服用を止めなけれならない、肝機能の数値の目安はありますか?
田澤先生のおっしゃる通り、肝転移では肝機能障害は殆ど起きないのでしょうか?
肝転移では?という思いが消えず、心配です。
ご教示よろしくお願い申し上げます。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
「タモキシフェンの服用を止めなけれならない、肝機能の数値の目安はありますか?」
⇒ありませんが、(私は)3桁を目安にしています。
「田澤先生のおっしゃる通り、肝転移では肝機能障害は殆ど起きないのでしょうか?」
⇒その通り。(経験上)