[管理番号:9043]
性別:女性
年齢:45歳
病名:左胸のしこり
症状:血性分泌、しこり
投稿日:2020年12月9日
以前からこちらで学ばさせていただいています。
現在授乳中ですが、左はやめて半年になります。
時々絞っており、2週間前に1つの部位からピンク色の分泌物がありましたが、今は白い分泌物です。
続いてないので、安心していました。
本日、健診でエコーをしたら、1.5cmのしこりがあり、針吸引の細胞診をしました。
半々の可能性かなと、言われて、大変不安です。
去年はエコーで何もありませんでした。
去年は無かったものが新たに出来たのか?ときくと、授乳中で、あったものが見えなかったのかもしれない、と言われました。
先生のQ&Aをみて、落ち着こう、癌でも早期発見に違いない、と言い聞かせています。
2歳、7歳の子供がおり、発達障害の様子もあり、長期入院や曖昧な経過観察はしたくありません。
①細胞診ではなく、組織診まで、お願いするべきか。
(細胞診の結果がよくても)
その際は、どうお願いするべきか。
②マンモはしていません。
エコーでの1.5cmのしこりと、血性の分泌物という所見から、早期発見で大丈夫と考えてよいのか?
③半年前に多発のリンパの腫れがあり、悪性リンパ腫や、サルコイドーシスの疑いがありました。
また、左背部の痛み(冷たいものを飲んだ時に特に)があり、夏にカメラをして、大丈夫でしたが。
乳癌との関連はないように感じていますが、色々と怖くなりました。
④1週間後に、医師に何を聞いてよいのか、子供も一緒にいくので、まとめておきたいです。
先生の言葉で落ち着きたいです。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
授乳中なので、メールの読み始め時には「乳瘤?」と思いながら読んでましたが、その医師の「半々の可能性かな」からすると、そうではない(本物の腫瘍)のようです。
重要なことは「確定診断」であり、細胞診は全く無意味な検査と言えます。
★ とにかく重要なことは「組織診による確定診断」です。
手技的に、上手い医師ならいいのですが…(そもそも細胞診を選択する時点で、ちょっと不安)
質問者様から 【結果2 】
細胞診結果
性別:女性
年齢:45歳
病名:不明
田澤先生の診察:[診察なし]
田澤先生の手術:[手術なし]
Pap.Class2
No malignant cell.
検体適正
小集合性で小型核を有す導管上皮細胞を認めます。導管上皮細胞集合に核異型は認められず、筋上皮細胞もみられます。
良性導管上皮細胞で、Mastopathyを考えます。
導管上皮細胞 +
泡末細胞+
好中球+
赤血球+
でした。良性だから大丈夫、と言われました。
細胞診では、不安であることや、確定診断にならない、経過観察では、落ち着かないことを、何度も訴えました。
ずいぶん説得されましたが、しぶしぶ、来月(上旬)日に針生検をすることになりました。
<Q&A結果>
質問者様から 【質問3 】
針生検までするべきか
性別:女性
年齢:45
病名:
症状:血性分泌、しこり
投稿日:2020年12月16日
お忙しい中、診断レベルの再質問で、申し訳ありません。
医師は、自信ありげに大丈夫と言われたので、信じたいのですが。
本日、細胞診の結果がクラス2でした。
異常なしだから、大丈夫、と言われました。
私が、不安なことや、細胞診のほうが安心できることを何度も伝えました。
医師は、普通はクラス2なら経過観察だから、それ以上はしない、乳がんであれば私が必ずみつけるから大丈夫、と言われました。
細胞診で見落とされて実は悪かったではすみません、不安です。
と何度も伝えると、しぶしぶ、年明けに針生検の予約をいれてくれました。
医師は、針生検は塊でとるけど、確定診断ではなく経過観察はしていくこと、同月に必要ではない検査をすることに躊躇してる感じでした。
細胞診の報告書では、検体適正となっており、検体はスライド枚数は2でした。
Pad.class2
No malignant cell.
検体適正
小集合性で小核型を有す導管上皮細胞を認めます。
導管上皮細胞集合に核異型は認められず、筋上皮細胞もみられます。
良性導管上皮細胞でMastpathyを考えます。
と報告書にありますが、この内容のことはわからないままです。
年明けまで考えて、検査はキャンセルしてもいいから、と言われました。
最後は泣いてる私に、しっかり食べて落ち着いて。
と。
1週間不安で、食事も睡眠もとれずにいました。
とりあえずの結果ですが、安心してよいのか、他の医師に診察をしてもらったほうがよいのでしょうか?
他の医師も、組織診はすぐにはしてもらえないのでしょうか?
田澤先生から 【回答3】
こんにちは田澤です。
「とりあえずの結果ですが、安心してよいのか、他の医師に診察をしてもらったほうがよいのでしょうか?
他の医師も、組織診はすぐにはしてもらえないのでしょうか?」
⇒それは「医師による」ので私にはコメントしようがありません。
ただ、一つ言えることは(その医師の細胞診手技の精度は不明ながら)画像だけでの
「良性との判断」よりも、「良性の可能性がかなり高い」ことは事実です。
気になることは「針生検は塊でとるけど、確定診断ではなく経過観察はしていく」というその医師のセリフ
⇒これでは「何のための針生検なのか?」と(私なら)途方にくれることでしょう。
★ そして僕は途方にくれる 名曲ですね(冗談です)
遠方にお住まいかもしれませんが、「急がば回れ」私がMMTEすれば(良性なら)経過観察は不要ですよ。
ご検討を。
質問者様から 【質問4 】
針生検結果 CNB
性別:女性
年齢:45歳
病名:乳腺症
症状:血性分泌、しこり
投稿日:2021年1月15日
いつも、的確なアドバイスありがとうございます。
先生の診察を受けたかったですが、九州からは無理と思い、近医での検査をしてきました。
CNBで、生検個数は3個。
結果は、3個の生検標本は乳腺結合組織と周囲脂肪組織から成っています。
いずれの標本においても悪性所見は認めません。
とありました。
今後、消えるかもしれないし、そのままかもしれない、広がる可能性もあると言われました。
半年後に、消えてるかのエコー、4年くらいマンモグラフィーをしていないのでしてみましょう、と言われました。
医師の腕を信じるしかないのですが、細胞診クラス2、今回の組織診で、癌は否定できたと考えて大丈夫でしょうか?
検査後に、エコー画像で、針がきちんと通っているのを医師は確認しており、きちんと採れたから大丈夫ですと言われました。
時間をあけて、他の医師の診察を受けるまでするか、乳がんに対して不安が強すぎているのかもしれません。
常識的に、半年後の経過観察で一度確認する流れで大丈夫でしょうか。
田澤先生から 【回答4】
こんにちは田澤です。
同じような質問であることは(きっと)お気づきですね?
私が他人の針生検の精度を評価することは不可能。
(遠方だからと)質問者自身が選択した結果なのだから、そこには責任を持つべきです。(つまり、その結果を信頼しようと決意したわけだから、その結果を受け入れるべきでしょう)