乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:3714]
性別:女性
年齢:55歳
 はじめまして。
よろしくお願いします。
PT1b(9mm)ですが、少し離れたところにもう一ヶ米粒ほどの腫瘍あり
PNO
トリプルポジティブ
温存手術を終え、これから全身療法を開始する所ですが、抗HER2療法における抗がん剤の種類のことで主治医との見解が合わず悩んでいます。
主治医からはFEC×4(3ヶ月)→ハーセプチン単剤×17~18(1年)を提示されていました。
私は抗HER2療法は受けたいが、抗がん剤が不安で副作用は少しでも軽いものが良いという思いがあり、TC+ハーセプチン×4→ハーセプチン単剤×14 「これで充分」という結論を出しました。
(Q&A、本当にお世話になりました。
ただし、この結論に達するまでとてつもない日数を費やしましたが…)
それについての主治医の見解は、
・AC<TCのデータは出ているが、同じ症状の人で比較したものではない。
FECとTCとの比較データはない
・TCはしびれやむくみが後遺症として残る例が報告されており、副作用は強い(FECの方が安心)
・ここではHER2タイプの人に対しTC療法は行なっていない               
(Q&Aの見過ぎでつい出てしまった私の”低リスク”という言葉に対して)そもそもHER2タイプの人は それだけで低リスクではない
というものでした。
「それでも私はこれ(非アンスラ)でいい」という思いはありながらも、その理由を明確に主張できるものに欠け、一旦持ち帰りとなりました。
抗がん剤の副作用の現れ方は個人差があり、何がどう出るかはやってみないとわからないだろうし、あくまで抗がん剤は抗がん剤なので、甘くみてはいけないのでしょうが、ただ私は副作用のことはよくわかっていないのです。
そこで質問も交えて、私はこう思っているんだけれど違うのかな?というものをぶつけさせて下さい。
思い込みや間違っている所もあると思うので、ご回答願います。
・まずFECに比べたらTCの方がまだ楽そう
 症状の出方にもよりますが、私としては吐き気や味覚障害(は、ない?)などよりもしびれや筋肉痛(多少の吐き気は仕方ない)などの方がまだましという感覚なのですが、
 ①だけどそれは療法として考えた時、アンスラタキサン療法(抗がん剤6ヶ月)に対してTC療法(抗がん剤3ヶ月)という単に期間の問題ですか?(期間と薬の種類の多さ関係あるようですね。
その後理解、追加)
・②HER2療法において、アンスラサイクリン×4の単独
のみで、その後タキサンを使用せずハーセプチン単剤 のパターンは結構使われていたのですか?
  使われていたとしたら、それは非アンスラサイクリン療法が普及する前の低リスクの人に対して、とかでしょうか?
・③ ①の質問に関連しますが、アンスラサイクリン
(FEC)×4(単独3ヶ月)のみならTC×4の3ヶ月
と比べて、副作用に関しては一長一短的なもので、それほど気にするほどのものではないのでしょうか?
  「いやFECはちょっときつそうだぞ、心毒性の問題もあるし、せめてFは抜いてECにしてくれ」と 
   私は思っていますが……違いますか? 
今回のことで一番悩んだのは主治医との関係性です。
主治医からすれば、副作用が強く後遺症が残るかもしれない(今そう認識しているものは変えられないでしょう)、しかも比較データがなく、自分の病院では行っていない療法を自分の患者に決してしたくはないでしょう。
私は今でも非アンスラでいいと思っているし、私がどうしてもと言えば希望は通るのかもしれませんが主治医はいい顔をしないだろうし、私としてもやっていないという所でそれをするのも……という思いです。
トリプルポジティブ……これから長くつき合っていかなければならない関係なのです。
最初の段階ではただの”迷い”でしたが、それが”悩み”に
変わり、今は悩みに悩んでいます。
   
数日後に再受診を控え切羽詰まった身の上です。
お忙しい所申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「私の”低リスク”という言葉に対して)そもそもHER2タイプの人は それだけで低リスクではないというものでした。」
⇒担当医の認識は間違っています。
 pT1bで本気で「低リスクではない」と考えているとしたら救いようがない…
 ♯NCCNのガイドラインではpT1bは(HER2陽性でも)抗HER2療法そのものが必須ではない(考慮するに留まる)のです。
「①だけどそれは療法として考えた時、アンスラタキサン療法(抗がん剤6ヶ月)に対してTC療法(抗がん剤3ヶ月)という単に期間の問題ですか?」
⇒それもありますが、
 アンスラサイクリン特有の吐き気はタキサンにはありません。
「②HER2療法において、アンスラサイクリン×4の単独のみで、その後タキサンを使用せずハーセプ  チン単剤 のパターンは結構使われていたのですか?」
⇒これは実は歴史的なものです。
 もともとタキサンが一般的でない時代には アンスラサイクリン全盛期(殆ど、これだけ)の時期が長くつづきました。
 
 その後タキサンの有効性(現在ではアンスラサイクリンと同等との認識)がはっきりしてきて、「アンスラサイクリン+タキサン」、その後「タキサン単独(これがTCです)}が一般化しました。
 ○つまり、長く続いた「アンスラサイクリン時代」を断ちきれずに「FEC至上主義」的な考え方を未だにしている医師も多いのです。(アメリカでは非アンスラサイクリンの流れで、逆転しています)
「アンスラサイクリン(FEC)×4(単独3ヶ月)のみならTC×4の3ヶ月と比べて、副作用に関しては一長一短的なもの」
⇒アンスラサイクリン特有の吐き気があります。
○AC<TCという結果が有る以上、「アンスラサイクリン単独」はお勧めしません。





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