[管理番号:3915]
性別:女性
年齢:45歳
おはようございます。
初めて質問させて下さい。
宜しくお願いいたします。
乳癌までの経過…昨年末より左胸にしこりがあり乳腺クリニックに受診しまし、マンモ、エコー、細胞診の結果異状なし。
年があけしこりが大きくなっている用に感じたので再受信しましたか問題なし。
というか相手にしてもらえない感じでしたので他の病院に紹介してもらいましたが、その病院でも異状なしだったので安心していました。
が7月になりかなり大きくなってきてる気がし2番目の病院受診しましたが、「気にしすきぎだよ』と言われ
「そうかな明らかに大きくなってますか…』といいましたが…何も処置せず…
別の病理を予約し10月末なり硬癌であることが判明しました。
組織診結果
腫瘍の大きさ70ミリ位
ホルモンセレプター陽性
her2(3+)
ki67…30パーセントです。
今月中旬手術ですが、2週間前にPET検査して下しい。
と言われました。
私はPET検査した方がいいのでしょうか?PET検査したとして転移していなかったとしても、その2週間の間に転移する可能性はないでしょうか?
あと、腫瘍の大きさは実際は少し小さい可能性があると言われました。
全摘か、抗がん剤で小さくして温存手術と言われました。
ただ術前も手術後も薬の効果は同じと言われましたが
この意味が分かりません。
術前の効果は検査でわかりますが、手術後の効果の有無は
どういった検査でわかるのでしょうか?解りずらい文章ですみませんが宜しくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「私はPET検査した方がいいのでしょうか?」
⇒不要です。
7月まで「乳癌と診断されない程度」だったのに、11月に遠隔転移など考える必要ありません。
「PET検査したとして転移していなかったとしても、その2週間の間に転移する可能性はないでしょうか?」
⇒ありえません。(想像し過ぎです)
「全摘か、抗がん剤で小さくして温存手術と言われました。」
⇒単発の腫瘤なら「正しい判断」です。
「術前の効果は検査でわかりますが手術後の効果の有無はどういった検査でわかるのでしょうか?」
⇒質問者は「大きな勘違い」をしています。
「術前の効果は検査でわかります」
⇒明らかな勘違いです。
腫瘍が小さくなることは解りますが、(それが)予後をどれだけ改善させているかは誰にも解りません。
その意味で「術後の抗ガン剤」も(それが)予後をどれだけ改善させているかは誰にも解らない事と全く一緒です。
♯統計学的に「予後が改善=再発率の低下」させるという事実を信じて行っているのです。
○「術前も手術後も薬の効果は同じ」というのは、「抗ガン剤は術前に行っても、術後に行ってもその効果は変わらない(予後は一緒)」だという統計学的事実なのです。