［管理番号:8743］
性別:女性
年齢:60歳
病名:乳癌
症状:Her2陽性　Ki-67値49％
投稿日:2020年7月15日

今年2月、右脇下の部分切除手術をしました。

術前各検査では非浸潤性ステージ0でしたが、切除後の病理検査により複数個所で浸
潤が認められるとの診断によりステージ1となりました。

以下、検査結果報告書です。

浸潤巣は最大径860umで最大浸潤径1ミリ以下、核グレードはG2相当で断端への腫瘍進展はみられない。

センチネルリンパ節でも転移はみられない。

背景乳腺には最大径1cm大の陳旧性線維線種を認めます。

・術後抗がん剤治療・パクリタキセル・トラスツズマブ・12回終了
（トラスツズマブは来年3月まで3週間ごとに治療予定）
・放射線治療25回終了。

医者から「サブタイプ的に少し質が悪い乳癌」と言われた事が気になっています。

検索等でも【再発や転移まで比較的早い】との説明も多く不安です。

Ki-67値の高さも気になります。

先生から見て私の再発、転移の率はどれくらいでしょうか？

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

「頭でっかち」な乳腺外科医には大変困ったものです（患者さんに余計な不安を煽って何が楽しい？）

「先生から見て私の再発、転移の率はどれくらいでしょうか？」
⇒微小浸潤ですよ！（ほぼ根治です）

　本来なら抗ＨＥＲ２療法の適応外です。（私なら「一秒も」勧めません）
　ご安心を。