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オンコ結果

[管理番号:3360]
性別:女性
年齢:56歳
56歳です。
T1N1MO、硬癌、11mm× 10mm× 6mm
浸潤範囲f ly(- ) v(-)
グレード 1
センチネル 1/2
LN―郡 2/10
ER 8/8 Pgr 4/8  HER2 0
Oncotype DX 結果
再発スコア 13
リンパ節1-3個の5年間の再発または死亡率
Tam Alone  10%
Tam + Chemo 11%
ER 11.1 PR 6.0 HER2 8.5
6月中旬に温存手術。
術後、12個中3個のリンパ節転移があることがわか
り、抗がん剤投与 ウィークリータキソール、FECを提示されました。
6ヶ月かかるので、放射線治療が大幅
に遅れることが心配で、嫌がりましたが、
「リンパ節転移がたくさんあったので」と抗がん剤をしたほうがよいとのことでした。
オンコタイプを申込んでいましたが、主治医は高リスクになるはずだというので、
結果を待たず、抗がん剤をすると返事していました。
投与当日、オンコの結果がわかり、簡単な説明を受けましたが、生存率の1%の上乗せかと勘違い。
タキソール1回目を投与しました。
家族がオンコタイプ結果を見て、死亡率が1%高くなるのにする必要があるのか、
考え直したら、と言うので、再度、主治医と話す予定です。
同病院の別の医師に結果を見てもらうと、「高いお金を出して、これを見たら、(普通は抗がん剤は)必要ないでしょう」ということでした。
1、主治医が抗がん剤をすすめる理由として、しこりが小さいうちに転移しているので、
かなり前からがんがあったのではと言われています。
血行性から再発リスクは高いということだと思います。
微小転移があると考えたほうがいいのでしょうか?
ホルモン薬だけでは、殺せないのでしょうか?
かといって、オンコの結果から見て、抗がん剤で、たたけるのでしょうか?
2、オンコタイプの結果が出ても、主治医は抗がん剤ありきなので、リンパ節転移3つではなく、実はもっとたくさんあったのかと不安になっています。
5年生存したとしても、10年後には血行性から、骨に転移するかもしれない。
だから、抗がん剤をしておいたほうがよいということでしょうか?
3、タキソール1回投与しましたが、このまま止めて、支障が出ないのか?心配です。
  もちろん、効くのであれば、タキソールは続けたいが、オンコの結果ではタキソールも不要でしょうか?
また、タキソールだけ投与しても効果は出ないのでしょうか?(FECはしたくない。)
  抗がん剤が効かないとなると、早く、ホルモンの薬を飲みたいですが、放射線治療の後からだと聞いています。
大丈夫でしょうか?
  
  
ご教授いただけないでしょうか。
よろしくお願い申し上げます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
OncotypeDXで「RS 13」とでてもなお、「化学療法を勧める」担当医には、呆れると言うか「頭の中を見てみたい」正直な感想です。
「オンコタイプを申込んでいましたが、主治医は高リスクになるはずだという」
⇒この主治医の「センス」を疑います。
 私が診る限り、「ハイリスクを予想する要素」はありません。
 グレード1ですし、「Ki67」は測定していないのですか??
 ◎もしも「Ki67測定なし」でluminalなのに「リンパ節転移のみ」で化学療法を勧めようとするのであれば、「センスが無いというか、エビデンスを無視した酷い治療」と言えます。
  Luminal Aでは「リンパ節転移の有無や腫瘍径にかかわらず」化学療法による上乗せが無いことが解っているのです。
  「Ki67測定なし」に「リンパ節転移のみ」で化学療法をすることは上記考え方から「著しく逸脱」しています。
  
 ◎質問者が「RS 13」というのは、質問者が間違いなく「luminal A」だということなのです。
「同病院の別の医師に結果を見てもらうと、「高いお金を出して、これを見たら、
(普通は抗がん剤は)必要ないでしょう」ということでした」
⇒この医師の方が、どう考えても「まとも」です。
「1、主治医が抗がん剤をすすめる理由として、しこりが小さいうちに転移しているので、かなり前からがんがあったのでは」
⇒全く根拠がありません。
「微小転移があると考えたほうがいいのでしょうか?ホルモン薬だけでは、殺せないのでしょうか?」
⇒せっかくOncotype DXしたのだから、もう少しその結果を信じましょう。
「かといって、オンコの結果から見て、抗がん剤で、たたけるのでしょうか?」
⇒抗ガン剤が無効だということです。
「2、オンコタイプの結果が出ても、主治医は抗がん剤ありき」
⇒とても信じられない。
 オンコタイプは臨床試験で実証され、多くのガイドラインに入り込んでいるのです。
 それを担当医は「自分のフィーリング」で強引に持っていこうとしているのですか???
「リンパ節転移3つではなく、実はもっとたくさんあったのかと不安になっています。」
⇒全く余計な心配です。
「5年生存したとしても、10年後には血行性から、骨に転移するかもしれない。だから、抗がん剤をしておいたほうがよいということでしょうか?」
⇒全く根拠がありません。
「オンコの結果ではタキソールも不要でしょうか?また、タキソールだけ投与しても効果は出ないのでしょうか?」
⇒そもそも抗がん剤は効果がないのです。
 せっかくオンコタイプしたのだから、それを信じないのであれば「40万以上のお金を無駄にする」行為です。
 私には、その考え方がとても信じられません。
「抗がん剤が効かないとなると、早く、ホルモンの薬を飲みたいですが、放射線治療の後からだと聞いています。大丈夫でしょうか?」
⇒大丈夫です。
 術後補助療法は「一刻を争うものではない」のです。
◎それにしても「オンコタイプDXでRS13で抗ガン剤を勧める医師がいるとは!!!」
 それで、質問者も「しなくてもいい心配」をしていることに心が痛みます。
 もう少し冷静になり、まともに考えましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はご回答ありがとうございました。
(3360)
Ki67は記入漏れでした。
術前、針生検したときのもので、12%です。
術後に変わったという話をよく聞くので、術後に調べてほしいと思うのですが、術後は調べないそうです。
主治医に「抗がん剤はしない」ことを伝えてきました。
(帰途電車で、田澤先生の回答を読みました。本当にあ
りがとうございます。)
「抗がん剤は効かないということがわかり、家族も止めたほうがいいと言っているので」と言うと、「効かないわけではないけれど…」とおっしゃいます。
「がんも一つのタイプだけでなく、ホルモン剤で効かないものが出てくることがあるのです」
「それを抗がん剤でたたいておくということですね」と私。
「再発する人はそれが出てくるから再発することがわかっているので」ということでした。
今さら言われても…最初から、そういう話は聞いていませんが、それはどの文献に基づいているのでしょうか?
私は「再発するかもしれないことは覚悟して…」と言いながら、心は揺らぎ、涙が出てきてしまいました。
「吐き気がひどかったら、吐き気止めをもっと出すことで、楽になるし、一週お休みしてもいいから」
「抗がん剤はいつでも始められますからね」とかぶせてきました。
リンパ節転移について、もっと沢山あったのかと質問すると、周辺は全部取っているので、4つ以上ということはないけれど、もっと上流に飛んでいる可能性もあるので、ということでした。
それも含めて、慎重にしてくださっているのでしょうか?
それが標準治療なのですか?
上記、ホルモンの薬では制御できないがん細胞のことは調べようがないし、覚悟をして、放射線治療の病院の紹介状を書いていただきました。
(放射線治療は違う病院になるので)
ホルモンの薬も処方を頼みましたら、「アロマシン」しか出せないということでした。
臨床試験でエビデンスが出ている「フェマーラ」がいいと思っていましたが、そこまで考えなくてもよろしいでしょうか?
ここでは詳しくは書けませんが、そのときも説明にウソが多くて、どこまで信用していいのやら、困ります。
それから、もう一つ。
1回のケモ副作用で、下痢が治りませんが、そのうち、良くなるでしょうか?
お腹の中が、気持ち悪い感じがして、頭もしっかりしません。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
この医師は「何故いろいろな無理やりな理由を作り」抗ガン剤をしたがるのでしょうか?
「がんも一つのタイプだけでなく、ホルモン剤で効かないものが出てくることがあるのです」
⇒この理屈で言えば、『全てのルミナールタイプで抗ガン剤が必要』となってしまいます。
 全く乱暴な話です。
 できるだけ「無駄な治療(無駄どころか体を損なう面が当然あるわけです)を避けて、オーダーメイド治療を目指す」方向に(当然)あるわけですが…
 これ以上、コメントするのも馬鹿馬鹿しいですね。
「臨床試験でエビデンスが出ている「フェマーラ」がいいと思っていましたが、そこまで考えなくてもよろしいでしょうか?」
⇒アロマターゼインヒビターは「横一線」と考えて、構いません。
 確かに「レトロゾールだけ」が「タモキシフェンとの比較試験で奏功率に唯一、有意差がでている」ことは事実ですが…
 実際のところ、「アロマターゼインヒビター間での比較試験では有意差がない」のです。
「1回のケモ副作用で、下痢が治りませんが、そのうち、良くなるでしょうか?」
⇒勿論です。

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