乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:3753]
性別:女性
年齢:25歳
乳頭からの分泌液について質問させてください。
・左右とも、乳房全体を絞るようにすると、いくつかの穴から白っぽいミルクのような液が出る。
・左側の乳首の一箇所のみ、乳首だけを摘むといつも同じところから透明の少し黄色がかった液体がぷくっと2ミリほど出る。
一旦溜まっていた分が出るとそのあとは出なくなるが1日ほどして絞るとまた同じ量出る。
以下気付いた経緯です。
半年ほど前、ふと、気付くと左の乳首の一箇所からぷくっと2ミリほど透明の液がでていました。
もともと少しアトピーがあり、胸もかいてしまって血が出ることもあったのであまり気にしていませんでした。
ただアトピーの症状がないときでも時々同じような透明、少し黄色がかっているような液が少量出ていることに気付き、ネットで色々調べていると、片側、一箇所からでる分泌は乳がんやその他の病気の可能性があるとみて心配になりました。
片側からだけなのか確認するために両方を
強く絞ると、左右他の穴からは白っぽい液体が出てきました。
白いミルク状であれば心配ないと思うのですが、一箇所のみ透明で少し黄色がかった液で、しかも症状も数ヶ月続いていることもあり心配しています。
(補足すると、黄色透明の液が出るところをよく見ると、皮膚の内側のほうに白い点?皮脂のかたまり?のようなものがある気がします。
ただこれは分泌液が出ないところにもありますが)
この場合、左側一箇所の分泌液が乳がんやその他の病変が原因になっているとは考えられるでしょうか。
心配で近くのブレストクリニックを予約しているのですが、どのような検査がされるでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
両側多孔性分泌の中の「1箇所だけ分泌液の正常が異なる=これの原因が乳管内病変ではないか?」という心配ですね。
それを完全に否定する事は難しいことです。
鑑別点としては、(性状も重要ですが)「その分泌量が増えるのか?」というものです。
○基本的には乳管内病変は小さな病変であり、(画像では不明なので)乳管造影しないのであれば「浮きは沈むまで待つ」ことで十分です。
「心配で近くのブレストクリニックを予約しているのですが、どのような検査がされるでしょうか」
⇒画像診断(若年なのでマンモは撮らない方がいいですが、エコーは必須)と「分泌液検査(細胞診や分泌液CEA)」をするかもしれません。
 ○分泌液の検査は「全く無意味」ですので、結局「経過観察」となるでしょう。
(もしくは「心配無い」で終了)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

お忙しいところ、すみません。
以前片側一箇所からの黄色透明の分泌に
ついて質問し回答いただいていたものです。
こちらで質問させていただいたあと、家から近いブレストクリニックでエコー検査を受け、特に異常は見られないという結果でした。
ただこちらのサイトや別のサイトでも、いくつかの病院をまわってやっと癌等が発覚したという話を目にして不安になり、ほかの病院でも検査を受けたいという気持ちでいます。
先日別の乳腺外科の診療予約をしたところ、うちは症状がある方は全員マンモとエコー両方してもらいますと言われました。
症状は相変わらず、両手で乳房全体を絞ると複数から白い分泌あり。
乳頭だけを両手の親指人差し指で強目にぎゅっと絞ると一箇所からのみ黄色透明の分泌あり。
白いミルク状の分泌は深いところ?乳腺の奥の方から出てるようなかんじで、黄色透明の液は比較的浅いところ、乳頭に近いところから出てきているようなイメージです。
(量は多くはなく1ミリほど。
一旦出ると絞り続けても出なくなりますが、1日1回絞ると必ず少量出ます。)
お伺いしたいのは、半年以上続いているこの症状は先生はどのように考えられますか?
また、今度の病院では年齢関係なくマンモとエコー両方必須というかんじでしたが、わたしの年齢でマンモをやって問題ないでしょうか?必要でしょうか?
近ければ先生のところで見ていただきたいのですが遠方のためできそうにありません。
お忙しいところ何度もすみませんが、よろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「いくつかの病院をまわってやっと癌等が発覚した」
⇒このような考えを持っている限り、安心できないことになります。
 それはとても悲しい事です。
 
 エコーで異常がないということは(万が一)「乳管内病変」があるとしても、それは「とても小さなもの」だということです。
 そして、そのような「エコーで見えないような小さな乳管内病変を見つける」ためには、ある程度「時間をかける」必要があることも事実です。
 ○そもそも多孔性分泌が背景にあるから、あまり気にしなくてもいいとは思いますが…
  どうしても気になるなら、「数カ月単位」で「分泌が増えるか?」待つ必要があります(少量では乳管造影は、そもそもできません)
  「浮きは沈むまで待つ」そういうことです。
「量は多くはなく1ミリほど。一旦出ると絞り続けても出なくなります」
⇒これでは、「乳管造影」はできません。
 いずれにせよ、経過観察(数カ月単位)が必要です。(病院ではなく、自分で経過観察です)
「半年以上続いているこの症状は先生はどのように考えられますか?」
⇒多孔性分泌が背景にあるのだから、ただの分泌亢進だと思います。
「わたしの年齢でマンモをやって問題ないでしょうか?必要でしょうか?」
⇒問題はありませんが(被爆線量は少ない)必要がないことも事実です。
○気になるのは解りますが…
 まず、毎日絞るのは止めましょう。
 そして週に1回程度絞り、数カ月間「増加しないのか?」様子をみてください。
参考のために、コメントしますが…
 実際に、「乳頭分泌」を気にして受診される方は(当院は)非常に多いです。
 そこで実感しているのは、
 「乳管造影」して(実際に)「乳管腺葉区域切除」となる患者さんの殆どは「数年前~分泌」があり、「最近、増加したから」受診した方ばかりです。(絞る度に確実に出る位)
 
 ♯「ここ数カ月、少量の」は(何とか、乳管造影できたとしても)結局何でもないことが圧倒的に多いのです。(いずれ、自然に消失することが多い)
 
 

 

質問者様から 【質問3】

毎回、丁寧に回答いただきありがとうございます。
前回、前々回と、分泌液について質問させていただいた者です。
今回は少し違う症状が出てきて気になる点があり何度も申し訳ないと思いながらも質問させていただきます。
先週末から、左脇の下(リンパ?)と左乳房の左上あたりが痛みます。
押したり、力を入れたりすると痛み、リンパが腫れているような痛みです。
それと同時に、左乳房が赤くなってきました。
はじめは乳頭の周りが赤いかなというかんじでしたが、
今は乳房の上半分が三角形のような形で赤いのと乳房の左側面がまだらに赤いところがあります。
痛みがあるところとだいたい一致しているのかなというようにも思えます。
しこりは自分で触ったかんじではあるのかわかりません。
発熱もないです。
乳房が右と比べると生理前のように腫れているかんじはあります。
脇の下が痛み始めたときに、乳首をぎゅっと絞ってみると黄色い膿のような液体が一箇所から出ました。
(このときは乳首も右と比べて腫れていました)
以前から分泌があり心配していた箇所と同じところからですが、これまでは黄色透明だったのが急に膿のような濁ったものに変わりました。
ただ膿のような液体が出たのはこのとき一回だけです。
ネットをみていると、
炎症性乳がん、乳腺炎のどちらの症状にも似ている気がします。
出産、授乳経験なし、陥没乳首も当てはまりません。
わたしはアトピーがあり乳頭や乳輪が切れてしまうことがあり、最近も乳頭に亀裂が入ってしまってました、、それが傷口になって乳腺炎になってしまうこともあるのでしょうか?
説明がわかりにくく申し訳ございません。
ここに書いたことだけで判断いただくのは難しいことと思いますが、先生はこの症状をどのように思われますか?
炎症性乳がんではないかととても心配です。
2ヶ月前にエコー検査を受けていて異常なしでしたが、今回の症状や、
これまでの乳頭分泌が炎症性乳がんということはあり得ますか?
乳頭分泌と今回の赤みや腫れの原因は同じなのでしょうか。
もともと2月半ばに乳腺外科を予約してますが、もっと急いだほうがいい症状でしょうか?炎症性乳がんは誤診も多いとみて、かなり不安もあります。
 

田澤先生から 【回答3】

こんにちは。田澤です。
私が常々感じている事は、「炎症性乳癌」が独り歩きしていることです。
○実際には「炎症性乳癌」は非常に少なく、それ故に(乳腺外科医の中でも若い医師は実際に診たことすらなく)誤診があるのかもしれません。
私が強調したいのは以下の2点
1.(誰がどう見ても)「これはおかしい」と思える位「乳腺全体が真っ赤」になり、「ゴワゴワと硬く」なります。
 ♯薄ら赤くて、「もしかして、これは異常?」という程度ではありません。
  「誰がどう見ても異常!」という程度であること。更にそれが「乳房全体である」こと。
2.「炎症性」乳癌に「炎症なし」
 これも非常に重要なことです。
 炎症性乳癌は、実際には『炎症はない』そして、その正体は『皮下のリンパ管が広範囲に癌細胞で閉塞する』ことなのです。
○そもそも「熱が有ったり、痛かったり」する時点で、それは(熱があるなら)「乳腺炎」、(痛いなら)「乳腺症」です。
「今は乳房の上半分が三角形のような形で赤いのと乳房の左側面がまだらに赤いところがあります」
⇒この程度のものでは「炎症性乳癌などありえない」ことです。
 そもそも炎症性乳癌は「あり得ないくらい、乳房全体が真っ赤」となるのに「乳頭痛や熱などがない」ことなのです。
○質問者の「乳房の赤み」を実際に診てはいませんが…
 「受診するか、迷う」時点で、炎症性乳がんによる赤みではないと推測します。
(もしも本当に炎症性乳癌であれば、このQandAに問い合わせるまでもなく、病院に駆け込むでしょう)
 ♯炎症性乳癌は「どんなに鈍感な人でも、これは只事ではない」と慌てるような、そういう「見た目」となります。
  それに「痛みがある」時点で、それは「乳腺症」のようです。
 
○もうひとつ付け加えれば…
 もしも「脇の下が痛いことを、癌による腋窩リンパ節転移と結び付けている」としたら、全くのナンセンスです。 (腋窩リンパ節は転移してもしなくても痛みなど無いのです)
  「脇の痛み」は間違いなく(ホルモンによる)「副乳の痛み」だと思います。





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