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外科的閉経後、5年経っての乳腺症

[管理番号:7867]
性別:女性
年齢:50歳
病名:乳腺症
症状:

お忙しいところ誠に恐縮ですが、
先生のご意見を頂戴できたらと思い質問させていただきます。

50歳 5年前に卵巣類内膜癌で、卵巣子宮全摘しています。

経過観察中ですが、幸い再発なく5年経過しようとしています。

2年前より乳腺外科にて乳がん検診も再開しました。

2年前、マンモと触診で異常所見なし。

1年前、マンモと触診とエコーで異常所見なし。

しかし今年は、マンモと触診で異常所見はないが、
エコーで右胸に7ミリの腺症(しこり)と嚢胞がありました。

悪いものには見えません。
ということで、
乳腺症の診断で6ヶ月後の再エコーとなりました。

(自己チェックでもしこりは触れず、痛みも無いです)

嚢胞は8年ぐらい前から人間ドックで指摘されており
1年毎の経過観察だったので、特に驚きは無く、
「半年後にエコーでまた見ましょう」で終わったのですが、
家に帰ってからよくよく考えてみると、
外科的閉経してから5年経つのに、乳腺症が残ってるのかな?と少し怖くなってきました。

そこで質問なのですが

1、閉経後に脂肪細胞で作られるエストロンが、
  弱いながらも乳腺を刺激してしこりや嚢胞を作ったり、
  小さくて今まで見えなかったものを
  大きくすることがあるのでしょうか?

2、今まであった乳腺症のしこりや嚢胞は、
  閉経しても完全に消失するわけでなく
  小さいながらも残っていたりするものでしょうか?

3、外科的閉経して、更年期障害(不眠、ホットフラッシュ)が
  続いています。
このようなストレスと体調の乱れが、
  閉経後の乳腺症として現れることがあるのでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします
  

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「1、閉経後に脂肪細胞で作られるエストロンが、弱いながらも乳腺を刺激してしこりや嚢胞を作ったり、小さくて今まで見えなかったものを  大きくすることがあるのでしょうか?」
⇒あります。

「2、今まであった乳腺症のしこりや嚢胞は、  閉経しても完全に消失するわけでなく  小さいながらも残っていたりするものでしょうか?」
⇒勿論、数年はかかります。

「3、外科的閉経して、更年期障害(不眠、ホットフラッシュ)が  続いています。
このようなストレスと体調の乱れが、閉経後の乳腺症として現れることがあるのでしょうか?」

⇒あり得ます。