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乳腺石灰化について

[管理番号:1870]
性別:女性
年齢:38歳
今月に二回乳ガン検診に行きました。
一軒目の乳腺外科でマンモとエコーをしてマンモは異常なし、エコーで膿疱を指摘されました。
膿疱はほっといてもいい、また一年後と言われました。
それから1週間後になんとなく乳房に小さなしこりを感じ、また同じ病院に行くのも1週間前に行ってるので、行きにくく、違う乳腺外科に行き、全て話した上で再度マンモとエコーをとったところ、エコーでは同じく膿疱を指摘されマンモでは一軒目では言われなかった石灰化を指摘されました。
癌化しないから大丈夫、心配なのは家族暦だけだから、半年後にエコーと一年後にマンモと言われ帰ってきたのですが、石灰化を指摘されたのがショックで色々先生に聞けませんでした。
私は38才ですが、私ぐらいの年齢も石灰化は多いのですか?また癌化しない石灰化とは良性の石灰化ということでしょうか。
石灰化が増えたり悪化したりしませんか?
何故一軒目の病院では指摘されなかったのか、二軒目の病院は3Dマンモでとったのです
が、何か関係ありますか。
あと、膿疱もいくつかあったのですが、本当に放置していいのですか。
沢山質問してすみません。宜しくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
乳腺にできる石灰化の99%は「乳癌とは無関係」の石灰化です。
是非、トップページの「石灰化」や「FAQ」の中の「石灰化」を参照してください。
私がこのメール内容を見る限り、『全く心配無い結果』と思います。

回答

「一軒目では言われなかった石灰化を指摘されました。癌化しないから大丈夫」
⇒これは「一目で(癌とは無関係の)良性石灰化」ということです。
 全く問題ありません。
 一軒目で指摘しなかったのは『明らかに癌とは無関係だから、所見として無視した』というだけのことです。
 
「私は38才ですが、私ぐらいの年齢も石灰化は多いのですか?」
⇒去年1年間での「江戸川病院での人間ドックのデータ」では「受診者のほぼ半数に石灰化」がありました。 「FAQ」の中の「石灰化」を参照してください。
 ○「良性と判断できる」石灰化は非常に多い所見なので、「良性石灰化は最初から無視して」正常と記載することは良くあることです。
 
「また癌化しない石灰化とは良性の石灰化ということでしょうか」
⇒その通りです。
 正確に表現すると「(乳腺症など)良性所見に伴っておこる石灰化」となります。
 石灰化は「ただのカルシウム」だから石灰化そのものには「良性も悪性」もありません。
 「良性疾患(乳腺症など)」に伴って起こる石灰化と「癌が乳管内に増殖する」ことにより起こる石灰化があるのです。
 
「石灰化が増えたり悪化したりしませんか?」
⇒良性(疾患に伴う)石灰化は「いつまで待っても癌にはなりません」
 ○そもそも順番が逆です。
 「石灰化が癌になる訳ではなく(カルシウムにそんな能力はありません)」
 良性疾患(に伴う石灰化)⇒「良性疾患は」いつまで経っても「良性疾患」であり、決して癌になったりしません。
 癌(に伴う石灰化)⇒「癌」はいつまで経っても「癌」のままであり、決して良性疾患になったりはしません。
 
「何故一軒目の病院では指摘されなかったのか」
⇒わざわざ「良性石灰化」を指摘しなかっただけにすぎません。
 一目で「良性石灰化」とわかるものは「正常」でいいのです。
 
「嚢胞もいくつかあったのですが、本当に放置していいのですか」
⇒大丈夫です。
 「乳管が(ホルモン刺激などにより起こった)線維化により閉塞」し、「内部の液体が貯留」しているだけです。
 つまり腫瘍ではないのです。



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