[管理番号:8567]
性別:女性
年齢:28歳
病名:
症状:乳輪の左右差、胸の痛み
投稿日:2020年5月25日
胸に気になる点があり、病院を受診すべきか分からずにおります。
以前から左胸が乾燥していたせいか痒みがあり、何度か寝ている間に掻いていました。
最近痒みは治ったのですが乳輪が右胸と比べ、色素沈着したように色が濃くなり大きさも元の2倍くらいの大きさになってしまいました。
鏡で見ると乳輪の大きさの左右差が目に見えて酷いです。
また、左胸は乳輪と皮膚の境目の所に白斑が出来ています。
これは皮膚科に行くべきでしょうか?
左右差が見られる場合乳がんの可能性もあると知り、しこりがないか入浴中に触ってみたのですがよく分からず、強く指で押したからか胸に痛みを感じます。
28歳なのですが、今まで乳がん検診は一度も行ったことがありません。
初潮も小学生低学年と非常に早かった為、乳がんになる可能性が高いのではないかとそればかり考えてしまいます。
早めに乳腺外科に罹るべきなのでしょうか?
恐れ入りますが宜しくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
世の中には不正確な情報が溢れており、余計な心配をしているようです。気をつけましょう。
「また、左胸は乳輪と皮膚の境目の所に白斑が出来ています。
これは皮膚科に行くべきでしょうか?」
⇒病的ではないようですが…
症状がある(痒みなど)なら、皮膚科で診療してもらいましょう。
「左右差が見られる場合乳がんの可能性もある」
⇒誤り(議論の余地なし)
是非『今週のコラム 5回目 「最初は乳頭なのです」』を熟読ください。
乳輪は皮膚であり、乳癌が発生することは絶対にない!(乳管のある乳管から発生し、それが乳輪部に広がった場合はPaget’sですが、あくまでも「乳頭が先!」)
「早めに乳腺外科に罹るべきなのでしょうか?」
⇒不要です。(乳がん検診は30歳からでいいでしょう)
ご安心を。