乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:1885]
性別:女性
年齢:33歳
右乳首の付近にしこりを発見し、細胞診クラス3を経て、11月初旬に針生検を行いました。
しこりの大きさは7mm。
診断は「右乳腺腫瘍(IDP疑い?)」。
所見は下記でした。
「組織学的には一部に結節性の病変がみられ、上皮の二層性の保たれた乳管が増生している。
軽度上皮の乳頭状の増生も認められる。
乳管内乳頭腫、乳管腺腫などの良性腫瘍を考える。悪性を示唆する像は明らかではない。」
主治医は、上記の結果に加えてエコー画像から、悪性の可能性はかなり低いといいます。
3か月ごとに経過観察して、しこりが大きくなるようなら再度針生検をしましょうと言われました。
変わらないようなら経過観察の間隔を広げていきましょう、とも。
主治医の診断を信じてはいますが、
診断に「?」マークが付いていることもあり、
経過観察を続けて、数年後に浸潤がんで見つかるという悪いシナリオがどうしても頭から離れず、怖いです。
なお、タイトルに書いたとおり、分泌はありません。
この場合、切るべきでしょうか。それとも経過観察でかまわないでしょうか。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「細胞診クラス3」「針生検で2相性の保たれた乳頭状増生」診断的には問題無さそうです。
経過観察は「間違った選択」ではありません。
但し「乳頭腫は周囲に乳癌が発生する」ケースが良く知られています。
「乳頭腫」であれば「摘出」も当然視野に入れるべきです。
 
「この場合、切るべきでしょうか。それとも経過観察でかまわないでしょうか。」
⇒経過を見る事自体は間違いでは有りません。
 ただ質問者のように「最悪のシナリオを心配している」場合は、「摘出」を勧めます。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

先日はご回答くださり、どうもありがとうございました。
田澤先生の過去のFAQを拝見したところ、乳頭種の周辺にあるかもしれない微小な癌をすべて除去するためには、乳管ごと摘出=乳管区域切除すべき、とありました。
せっかくメスを入れるのなら、乳頭種(とその周辺)だけを摘出するのではなく、乳管区域切除して白黒はっきりさせたい気持ちです。
ただ、次の点が気になっています。先生のご見解をお願いします。
1.分泌がまったくない場合、乳管区域切除は難しいのでしょうか。
2.主治医曰く「悪性の可能性がかなり低い」ケースにおいて、乳管区域切除をするのは過剰ですか。
3.乳頭種とその周辺だけを摘出した場合で、残った乳管内に微小な癌が隠れているとき、その後癌の発見が難しくなることはありますか。
つまり、あのとき切らなければもっと早期発見できたのに、というリスクはありますか。
4.第二子の妊娠を希望しています。このことで、前回の質問「切るべきか経過観察か」への回答は変わりますか。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「分泌のない乳頭腫」は「乳管区域切除」はできません。
その場合は「腫瘍だけを摘出」せざるを得ないのが現状です。

回答

「分泌がまったくない場合、乳管区域切除は難しいのでしょうか」
⇒その通りです。
 「腫瘍摘出」しかありません。
 
『「悪性の可能性がかなり低い」ケースにおいて、乳管区域切除をするのは過剰ですか』
⇒「過剰」ではありません。できれば「乳管区域切除すべき」です。
 しかし「現実に乳管区域切除をする」ことは不可能なのです。
 
「あのとき切らなければもっと早期発見できたのに、というリスクはありますか」
⇒それはありません。
 理屈で考え過ぎです。
 
「第二子の妊娠を希望しています」
⇒尚更「摘出」すべきです。
 「妊娠前に白黒つける」べきです。
 ○妊娠してしまうと「治療に制限がでてくる」のです。





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