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乳がん術後の定期健診について

[管理番号:4368]
性別:女性
年齢:

2015年10月c’領域しこり発見
11月(中旬)日○○労災病院にてマンモグラフィー受診
マンモにうつらず(中旬)日エコー8㎜腫瘤あり
(中旬)日穿刺吸引細胞診
12月(上旬)日グレード5 乳癌告知
その後、頭胸腹部単純撮影、骨シンチ、MRI造影を12月中に受ける。
左肺淡い影あり経過観察
2016年1月(中旬)日右乳房部分切除、センチネルリンパ節生検
2月(中旬)日結果
サイズ0.9×0.4cm 硬癌
センチネル(0/2)nla(0/8)合計(0/10)
T1b.M0.N0
ER 3b PgR 3b Har2 0 ki67 Ll<15%
断端陰性
放射線治療25回済み、タモキシフェン服用中、今のところ3ヶ月に一度
血液検査と触診
年に一度の子宮体癌検査
左肺に前癌病変8ミリほどのggoありで半年に一度CTしてます。
前回2016.9月、12月血液検査、腫瘍マーカー異常なし。
その後に帯状疱疹になりました、腰から太ももにかけて痛みが2週間ほど続きました。
帯状疱疹は免疫力低下で起こる、癌転移や再発の可能性あるとの事で骨シンチ検査を予定されています。
この場合の骨シンチは必要でしょうか?
それと年に一度の子宮体癌検査、半年ごと肺のCT検査は必要でしょうか?
乳がんの定期健診は三カ月毎の血液検査と触診で良いのでしょうか?
昨年よりこのサイトを知り、勉強させてもらってます。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

それにしても驚いた事は
「帯状疱疹は免疫力低下で起こる、癌転移や再発の可能性あるとの事」という一文です。
 その医師は変わってますね?
 かくいう、この私も「学生時代、いろいろと?忙しい時期」に帯状疱疹となりました。
(今でも跡が残っていますが、幸い帯状疱疹後疼痛などはありません)
 私のような健康自慢?の男性(しかも当時20代前半)でも、帯状疱疹は普通になるのです。

「帯状疱疹で癌の再発を疑う」
⇒非常に「斬新で独創的な発想」です。
 違う意味で「優れた人材」かもしれません。

「骨シンチ検査を予定されています。」
「この場合の骨シンチは必要でしょうか?」

⇒全く無駄な検査どころか、「無用な被爆、および個人及び国家への無駄な財政負担」です。
 担当医の独創的な発想は「迷惑をかけない程度」にしてもらいましょう。

「それと年に一度の子宮体癌検査」
⇒これはタモキシフェンを内服している以上必要です。
 
 そして、もしも子宮内膜の肥厚を認めたら「早急にタモキシフェンは休薬」すべきです。(質問者は9mmの癌なのだから、その際には当然中止です)

「半年ごと肺のCT検査は必要でしょうか?」
⇒そもそも、この早期癌で「肺転移など考える事自体、ナンセンス」です。
 おそらく、よくある「肉芽腫」でしょう。
 年に1回の「単純レントゲンで十分」です。

「乳がんの定期健診は三カ月毎の血液検査と触診で良いのでしょうか?」
⇒質問者は温存手術で、しかも(薬物療法のために)3カ月毎に通院しているのだから「エコーしてあげるべき」です。
 そのエコーは『患者さんの為ばかりでなく、担当医自身にとっても(この上ない)貴重な勉強』となるのです。

 
 

 

質問者様から 【質問2 】

検診結果について
性別:女性
年齢:49
病名:
症状:
投稿日:2022年4月4日

管理番号4368「乳癌術後の定期検診について」
田澤先生5年ぶりに質問させていただきます。
○○病院にて手術、放射線治療後より5年間タモキシフェン服用2021年8月終了(服用中は生理無し終了4ヶ月後より再開) その間年1回血液検査、CT、骨シンチ、マンモ、エコー検査しています。
先日2022.2.(下旬)の骨シンチ検査で右肋骨第3番に集積が見られる。
との事で3.(中旬)MRI検査うけ、右肋骨後ろ5番に異常あり。
骨転移可能性ありPET-CTを受けるようにいわれ○○病院にて3.(下旬)骨、臓器共異常なし。
主治医は2ヶ月後5/(下旬)再度骨シンチで骨転移確定したら抗ホルモン剤タモキシフェン服用しましょうとの事。
因みに右肋骨を特別打ったわけでも無いし、痛みもないです。

PET-CTで異常なしでも骨転移ありなのか。
骨転移として、この治療法で良いのか。
再度の骨シンチ検査、被曝大丈夫なのか。
セカンドオピニオンも考えていますがいつのタイミングが良いか。
田澤先生なら診断、治療はどうされますか?ご教授お願い致します。
もし骨転移なら早く治療もしたいです。

 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは田澤です。

単純に…
そこ(右だ3肋骨)をターゲットとして「造影MRI]を撮影しましょう(それが、画像上「最も」信頼できる診断となります)
ご参考に。

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再質問をする場合、下記日付以降にしてください。
2022/4/11
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