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乳がんの種類について

[管理番号:3873]
性別:女性
年齢:57歳
はじめまして。
田澤先生にお伺い致します。
浸潤小葉がんで温存手術し、現在は定期健診で経過観察中です。
ネットや書物で調べると、がんの種類が説明してあります。
自身の種類は病理検査の結果でわかりましたが、主治医の先生はほとんど「何がん」という言葉は使いません。
一般型か特殊型か、硬がんや小葉がんなど、原発の種類はあまり問題ではないのでしょうか。
種類によって、予後に特徴はないのでしょうか。
(多発しやすいとか、転移しやすいとか)
一般的な質問で大変失礼します。
回答いただけるとありがたいです。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「一般型か特殊型か、硬がんや小葉がんなど、原発の種類はあまり問題ではないのでしょうか。」
⇒その通りです。
 皆さんが「ネットの情報」で気にする程には、我々は殆ど(組織型は)意識しません(大した意味もないのです)
 いまだに「硬癌が予後が悪い」とか、「○○癌が…」みたいなことを患者さん側から言われると、「ネットの糞情報にも困ったものだ…」とため息が出るのです。
 
「種類によって、予後に特徴はないのでしょうか。」
⇒殆どありません。
 少なくとも我々乳腺外科医が「組織型」を気にして日常診療を行う事はありません。
 小葉癌では「温存で大丈夫だろうか」とか考えたりはしますが(決して禁忌ではありません)、だからと言って「小葉癌だから同側や対側に多発し易い筈だ」などは意識しません(その傾向が実際にあるとしても、その頻度自体はかなり低いからです)
 また粘液癌は大人しいとは思いますが、(だからと言って)「粘液癌ならば術後補助療法の手を緩める」などということも無いのです。
○皆さん。あまり「頭でっかち」にならないようにしましょう。
 実際のところ、「小さい癌(早期癌)なら予後はいい」し、「大きい癌ならば気を付ける必要がある」という程度でいいのです。



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