[管理番号:4674]
性別:女性
年齢:48歳
昨年12月に検診にてマンモグラフィー、右上外側線状区域性石炭化C5と診断し、精密検査し、超音波検査で右10時方向ふぇ低エコー域+高エコースポットを認め、同部CNB
Ductal Carcinoma ER ( 5+3), PgR( 5+3),Her2(0) (但し、非浸潤部での評価) ki67評識率:10% (但し、非浸潤部での評価)
手術と治療が必要と言われ、状況の詳しい説明がなかったので、今転院して再度診療を受けていますが、同じ様な結果となり、しかも手術日を仮押さえて、手術するための検査を一通り行い、CTとBRIが一週おきに行ってから、詳しい手術の打ち合わせをする予定です。
かなり不安です。
先生に聞きたいですが、
1。CTとBRI、両方必要ですか? 短期間に何度も照射されるのを避けたいです。
2。同時再建を希望したい場合は2週間の入院が必要と説明されました。
ドレーンが抜けるまで退院できない、
3。一次一期再建合併症を起こしやすいので、シリコンインプラントは6ヶ月後
先生が主治医の場合のご見解を聞かせていただきますか?手術法と治療法、入院期間。
4。シリコンインプラントが保険適用となったが、保険適用外ではどんな再建法がありますか?どれくらいの金額となりますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「石灰化が主たる所見である」ことや「但し、非浸潤部での評価」とついていることから、『predominant DCIS』であることが、うかがえます。
となると、CTは不要です。
「1。CTとBRI、両方必要ですか? 短期間に何度も照射されるのを避けたいです。」
⇒CTは不要です。
ちなみにMRIは被爆はありません。術式のためには必要です。
「2。同時再建を希望したい場合は2週間の入院が必要と説明されました。ドレーンが抜けるまで退院できない、」
⇒当院では乳房切除+組織拡張器留置は(ちなみに)6泊7日です。(センチネルでも液窩郭清でも)
「一次一期再建合併症を起こしやすいので、シリコンインプラントは6ヶ月後」
⇒これは通常そうです。
まずは、組織拡張器により組織(皮膚など)を伸ばす必要があります。(きれいに仕上げるため)
「4。シリコンインプラントが保険適用となったが、保険適用外ではどんな再建法がありますか?どれくらいの金額となりますか?」
⇒これは質問者の勘違いです。
そもそも「自家組織再建は最初から保険適応」です。
今まで(唯一、保険適応外だった)シリコンインプラントが「保険適応となった」のです。
○美容形成でやっている?ような「保険適応外の再建(そもそも、そんなものがあるのか不明ですが)」については全く知識がありません。