乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:2263]
性別:女性
年齢:39歳
はじめまして。
いつも乳癌プラザを参考にさせてもらってます。
先生の熱心さ&優しさにとても勇気を頂いています!!
みなさんの不安を少しでも解消出来るようなこのような場があることに大変嬉しく思います。
長文になりますが、宜しくお願いします。
一昨年夏頃シメジくらいのしこりに気付く。
去年の秋頃から2~3cmくらいまで大きくなっている事に気付き、12月○日に人間ドックと一緒に乳癌検診を受け、触診の段階で悪性の可能性が強いとの事で10日後に超音波と針生検を受けました。
12月○○日に乳癌と告知されました。
現在、がんセンターを紹介されそこで手術待ちです。
今分かっていることは、
浸潤性乳管癌
右胸上部
大きさ エコー2.5~3cm(MRIでは2.3cm)
ER 陽性
PRG 陽性
HER2 陰性
Ki67 10~50%とバラつきあり
核異型度グレード1
リンパ節転移はエコーでは見当たらないが、1つ腫れているので細胞診して、1部陰性で1部ダマになっていて不明
再度、細胞診を行い陰性なのでリンパ節転移陰性と判断しますとの事。
遠隔転移なし
骨シンチ→2箇所肋骨骨折後完治のあとあり
1箇所は左脇腹近くでかなり昔に強打の覚えあり
もう1箇所は、背中側の肩より少し下辺りでCTと照らし合わせた結果、
骨折の跡と判断
術前のステージ
2a ← T2,N0,M0
MRIの診断によると胸筋に近く接しているように見える(浸潤は不明)
2月10日に手術します。
全摘の予定でエキスパンダーを入れる同時再建は抗がん剤及び胸壁+なら放射線をするのであまりお勧めしないとの事。
術後の治療法
1.抗がん剤→リンパ転移なしなら、2~3ヵ月の1剤のみで、リンパ転移ありなら6ヵ月2剤
2.内分泌療法(ホルモン)→再発予防のため~5年 + 注射を2~5年行うかは術後に決める
3.放射線→全摘の場合はリンパ転移ありは必ず行う。
胸壁プラスの時も行う。
お聞きしたい事ですが、
1.Ki67の数値にバラつきあるが、高いとこで50%なので現段階はルミナールdで抗がん剤治療と言われました。
最終的には術後の結果で判断しますがとの事。
なのに先日の診察では、Ki67の話は一切なくリンパ節転移有り無しでの
1クールか半クールかの抗がん剤治療判断との事でした。
針生検でのki67の数値はこんなにバラつきがあるものなのでしょうか??
針生検でバラつきがあるのに手術後の病理で正確な結果が出るものなのでしょうか?
仮に術後低値だったとしても、高い部分の50%は考慮しなくていいのでしょうか?
2.骨シンチの結果で肩下の骨折は強打した覚えがあるような無いような曖昧ですが、右胸の近くなので転移で光っているという事はないのでしょうか?
3.手術方法はまだ決まっておらず、2月○日に話を聞きに行くのですが、全摘でも乳首と乳頭は残せるかもしれない。
けど再建を考えたら放射線はあてない。
と言われると再発が怖いと思ったり。
抗がん剤を使うからという理由で乳首と乳頭を仮に残したとしてもれインプラントは同時に入れられないというのは正しいのでしょうか?
もしくは、乳頭も乳輪も切除で皮だけ残して治療が落ち着いてからエキスパンダーを入れて再建。
どちらにしろ膨らみは残せないみたいです。
人命優先を考えたら、全摘で治療して落ち着いて再建が最善なのでしょうか?
それだったら諦めがつきます!
4.ホルモン療法ですが、まだ子供も六歳と9歳で小さく私は10年の服用を希望しています。
が、10年の効果は最近のデータなので5年後のはまと新たな薬やデータが出るかもしれないから、取り敢えず5年続けてからその先は5年後に話し合って決めましょうと言われました。
それでも私は10年の意思は変わらないのですが、5年たってから続けてくださいと言えばいいのでしょうか??
ご多忙のところ、申し訳ございません。
私も初めての事で何を知りたいのか何を知っておけばいいのか全然整理出来ていない状況で大変恐縮です。
急ぎませんのでお手すきの時に宜しくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
cT2(25-30mm), cN0, cStage1, luminal, NG1
十分な早期乳癌です。
「luminal typeでNG1であれば抗がん剤による上乗せ効果は少ない」と思いますが、
最初から「抗がん剤をするような治療方針には???」がつきます。
○骨シンチは全く無駄な検査です。
「リンパ節転移はエコーでは見当たらないが、1つ腫れているので細胞診して、1部陰性で1部ダマになっていて不明再度、細胞診を行い陰性なのでリンパ節転移陰性と判断しますとの事」
⇒最初から(細胞診等せずに)「センチネルリンパ節生検をすればいい」だけの話です。
 ろくに「細胞診もできない」のに、「細胞診を2回もやっている意味が不明」です。
 
「1.抗がん剤→リンパ転移なしなら、2~3ヵ月の1剤のみで、リンパ転移ありなら6ヵ月2剤 2.内分泌療法(ホルモン)→再発予防のため~5年 + 注射を2~5年行うかは術後に決める3.放射線→全摘の場合はリンパ転移ありは必ず行う。胸壁プラスの時も行う。」
⇒そもそも「抗がん剤ありき」という根拠に乏しい
 質問者は39歳なのだから「SOFT試験からのLH-RHagonistにより有効性の有る対象からは外れている」事実もあります。
 
「Ki67の数値にバラつきあるが、高いとこで50%なので現段階はルミナールdで抗がん剤治療と言われました。最終的には術後の結果で判断しますがとの事。」
⇒かなり「アバウト」な結果ですね。
 これは「病理医が、(抗癌剤をするかどうかの)決定権を握る事を避けている」ように思います。
 
「針生検でのki67の数値はこんなにバラつきがあるものなのでしょうか??針生検でバラつきがあるのに手術後の病理で正確な結果が出るものなのでしょうか?仮に術後低値だったとしても、高い部分の50%は考慮しなくていいのでしょうか?」
⇒人間の目でカウントするので、若干のバラつきはあります。
 ただし、「○%~△%」というような「曖昧な数値」を見かける事が多くなりました。
 病理医も「自分のカウントが患者さんの治療方針、ひいては予後」に影響を与える事にプレッシャーを感じていることの表れだと思います。
 
「2.骨シンチの結果で肩下の骨折は強打した覚えがあるような無いような曖昧ですが、右胸の近くなので転移で光っているという事はないのでしょうか?」
⇒骨シンチなど、そもそも不要です。
 
「全摘でも乳首と乳頭は残せるかもしれない。けど再建を考えたら放射線はあてない。と言われると再発が怖いと思ったり。抗がん剤を使うからという理由で乳首と乳頭を仮に残したとしてもれインプラントは同時に入れられないというのは正しいのでしょうか?」
⇒安全面を最優先すれば、「放射線をかけない」ならば「乳頭乳輪も切除」となります。
 ただし、有る程度の条件「腫瘍径が小さい、乳頭から遠い、乳頭乳輪部の合併症に了承」などが整えば「乳頭乳輪温存も許容される」とは思います。
 
「人命優先を考えたら、全摘で治療して落ち着いて再建が最善なのでしょうか?それだったら諦めがつきます!」
⇒その通りです。
 
「それでも私は10年の意思は変わらないのですが、5年たってから続けてくださいと言えばいいのでしょうか??」
⇒それでいいのです。





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