[管理番号:2874]
性別:女性
年齢:33歳
はじめまして、妻の代理で記入させて頂きます。
2月会社の健康診断で再検査となり、2月(中旬)日頃病院でマンモ、エコーと行い怪しい石灰化があるとの事でMMT生検をする事になりました。
結果
乳がんと診断され、下記の様な数値を見せられました。
インターネット等で調べてはいたのですが、
正直現在この数値からわかる限りの情報とはどういう状況なのか知りたいと思いましてご質問させて頂きました。
初期なのかどうなのか、、心配でなりません。
一応、担当医からは、全摘がいいのではないかと、ただ手術を担当する
先生が判断するので、詳細は後日と言う状況です。
生検の診断結果はあまり信用しない方が良いのでしょうか。
宜しくお願い致します。
診断結果は下記の通りです。
(右乳房)
検体:5個
MMT生検
#2-4: carcinoma(+)
診断 Invasive ductal carcinoma (papillotubular mammotome biopsy)
Papillotubular carcinoma ,in situ ,predominant invasin,:複数有 (0.1cm scurrilous in situあり、多量、Flat+low papillary type in situの中に分泌型
石灰化あり。
NA:2. MC:1. →NG1(主にin situ での判断なので参考値)
針生検判定区分:悪性
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「初期なのかどうなのか、、心配でなりません。一応、担当医からは、全摘がいいのではないか」
⇒初期です。
この結果では「広範囲の非浸潤癌の中に多発性の微小浸潤(1mm)」のようです。
画像所見として「マスを認めず石灰化だけ」であれば、「微小浸潤から、せいぜい≦5mm」となりそうです。
早期乳癌です。
しかも「核グレード1」だから大人しいようです。
「ただ手術を担当する先生が判断」ということからは「どこかの大学病院か大病院」のようですね。
♯診断から治療まで、「一人の医師が責任を持って行うプロフェッショナル」でないのが残念なところですが、「病状は間違いなく早期」です。心配ありません。
質問者様から 【質問2】
先生、前回の質問につきましてお答え頂きましてありがとうございます。
質問漏れの事項を再度ご質問させて頂いても宜しいでしょうか?
前回、マンモ、エコー、MRI、MMT生検の検査を行ない
お送りさせて頂きました数値を提示されました。
担当のお医者様からは、サブタイプ〔ルミナール?〕、ステージの話は有りませんでした。
これは、通常術後に出るものなのでしょうか?
ステージ1なのですよね?と聞きましたが、
こちらも動揺していて良く覚えていませんが、ハイと小さな声だった様に記憶しています。
ちょっと気になっている点は、妻のはかたまりにはなっていなく、
一箇所に集積してきている状態で、それが乳腺と一緒になっているので
全摘が好ましいのではないかなと言う意見でした。
乳がん経験の方たちが
サブタイプやステージをネット上でお話しされているのですが
生検ではでないものなのかなと思い
再度ご質問させて頂きます。
申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「担当のお医者様からは、サブタイプ〔ルミナール?〕、ステージの話は有りませんでした。
これは、通常術後に出るものなのでしょうか?」
⇒術前の画像診断ではcT1, cN0, cStage1となります。
ただし、最終的なステージは病理学的ステージ(pStage)となります。
手術して実際の「浸潤径」と「リンパ節転移の有無」で、最終的なステージ
(pStage)が決まるのです。
サブタイプは、今回は「微小浸潤であり、大部分が非浸潤癌」なので測定していないのかもしれません。
(手術してみたら、もう少し大きな浸潤部分があれば、そこでのサブタイプが重要となります。)
「ちょっと気になっている点は、妻のはかたまりにはなっていなく、
一箇所に集積してきている状態で、それが乳腺と一緒になっているので全摘が好ましいのではないかなと言う意見」
⇒術式は「拡がり診断」です。
「石灰化の範囲」が最も重要です。
MRIも参考にして決めます。
○「石灰化だから」で決めるものではありません。
あくまでも「拡がり」で判断するのです。