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多発性浸潤癌の温存は可能でしょうか?

[管理番号:317]
性別:女性
年齢:48歳
こんにちは。
健康診断で再検査になり、乳癌が見つかりました。
右胸の右上に2つ、左上に1つあり、大きさは1cm位、浸潤性かつ多発性なので、温存は無理だからと全摘出して再建する方向で話が進んでいます。
初めの診断では、1つしか見つからなかったので温存で手術する予定でした。
しかし、MRIで3つあることが分かり全摘手術で話が進み、困惑しています。
多発性なので他に転移すると大変だということは理解できるのですが、突然に右胸を失うことになり、納得できていません。
私のような乳癌は、本当に温存では難しいのでしょうか?
どんな事でも結構ですので、教えて頂きたくお願いいたしたす。
 

田澤先生からの回答

 こんにちは。田澤です。
 状況確認の上、回答します。

状況確認

「初めの診断では、1つしか見つからなかったので温存で手術する予定でした。しかし、MRIで3つあることが分かり全摘手術で話が進み、困惑」
⇒この内容からすると、もしかして「最初の1つしか針生検していない?」のではないでしょうか?
 もしも他の2つが「MRIで写っている」からという理由で「癌と推定している」だけであれば、必ず「他の2つもそれぞれ針生検すべき」です。
 

回答

「多発性なので他に転移すると大変だということは理解できる」
⇒「組織型」と「分布」の確認が必要です。

  1. 組織型は何でしょうか?
    多発し易い「浸潤性小葉癌」なのでしょうか?
    浸潤性小葉癌は多発しやすいので「温存には適さない」性質があります。
     
  2. その3つの分布は「右上に2つ、左上に1つ」となると、同一乳管系ではないようです。
    この場合には原則「乳房切除」が望ましいとされます。

 
「本当に温存では難しいのでしょうか?」
⇒(ご本人がリスクを承知した上での)「腫瘍其々の乳管系を意識した」特殊な温存術は可能ではあります。
 これは担当医との話し合いが必要でしょう。
 
◎ただし、「状況の確認」でも指摘したように、「本当に3つの腫瘍が全て癌なのか(1つは当然針生検している筈ですが)組織診断してあることが前提の話」となります。

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