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乳がん検診結果

[管理番号:4983]
性別:女性
年齢:56歳
毎年乳がん検診を受けています。
2017 6 (中旬) の市のマンモグラフィー・視触診による乳がん検診でカテゴリー3の結果が来ました。
視触診は異常なし。
第1、2読影医(夫婦同士)共に、左右とも不均一高濃度、右カテゴリー1、左カテゴリー3(構築の乱れの疑い、乳腺腫瘤の疑い)。
そして私宛の通知書には非対称性陰影の欄にはチェックが入ってないのに、精密検査用の検査書には左胸FADと書かれていました。
すぐに近くの外科クリニックでエコーをして頂きましたが、何も映っていないとのことでした。
「左をもう一度みておこう、右も念のためにみておきます」と2,3度みて頂きました。
でも、「マンモグラフィーで指摘されたので一応再度マンモグラフィーで再検査してもらった方がいいね」ということで、後日に総合病院の乳腺外来を予約しました。
これまでの検診結果でちょっと気なったものとして、4,5年前に、それぞれ、視触診異常なし、左胸腫瘤カテゴリー2、総合では異常なし、という結果がありました。
もし左胸の同じ病変を指摘されてるのだとしたら、数年ごとに見立てがかわることがあるものでしょうか。
要精密検査の通知が来た時の動揺がまだ尾を引いていますし、後日の乳腺外来での受診が不安です。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「マンモグラフィーでFAD⇒エコーで何も無し」
今回のケースはこれですね。
最も多いパターンです。全く心配ありません。
マンモグラフィーは重なりが写るので「偽陽性が多い」のです。
「エコーをして頂きましたが、何も映っていないとのことでした。」
「「左をもう一度みておこう、右も念のためにみておきます」と2,3度みて頂きました。」

⇒もうこれで十分です。
 どうしてもマンモの所見が気になるなら、(念の為という意味で)存在診断としての「造影MRI」を撮影すればいいのです。
「「マンモグラフィーで指摘されたので一応再度マンモグラフィーで再検査してもらった方がいいね」
⇒無駄な検査です。
 (エコー以外で行うとしたら)MRIだけです。
「後日の乳腺外来での受診が不安」
⇒冷静になりましょう。
 質問者のようなマンモでFADの99%は異常無なのです。(エコーで確認すればOKです)