Site Overlay

左乳がん術後

[管理番号:7935]
性別:女性
年齢:58歳
病名:
症状:

5月(下旬)日集団検診にて左乳房に石灰化ありとの指摘あり〇〇市乳腺外来受診し〇〇大学病院にてマンモトーム検査、その結果をまた乳腺外来に聞きに行き、また同大学病院にて針生検その結果を聞きに行くという訳のわからんシステムに憤りながらこなし、7月(上旬)日、左乳管内に癌の疑い、取れた細胞が少なく確定診断には及ばずマンモトームでの針生検の必要ありとの説明でした。

私は、(九州)出身のため〇〇での治療を希望し7月(中旬)日〇〇がんセンターを初診受診し、一連の検査を再度受け7月(下旬)日、左非浸潤性乳がんとの確定診断を受けるに至りました。

その場で今後の日程を調整し9月(上旬)日の手術を決定、私は、4人の子供を授かり母乳で育てる事もできていましたし、年も重ねていましたので、全摘を決め手術も無事に終わり10月(上旬)日に最終説明を受けました。

『結果』微小浸潤癌、がんの大きさ1センチ、がんの広がり3センチ、浸潤0.5ミリ、エストロゲン、プロエストロゲン、陰性、リンパ節転移なし0/1、異型度3、
微小なリンパ管、静脈への広がりなし、他の精査必要なしで無治療との説明を受けました。

乳がんプラザを拝見していましたのでなんの不安もなく主治医の説明も受ける事ができました。

こんな若い方たちが、こんな不安を抱えもんもんとした日々を過ごしている事を知り、またその不安を先生が気持ちいいほど迷いなく答えておられる事に感動しています。
(経験がものをいう!)
前置きが長くなりましたが私は、
術前の精密検査で甲状腺の低吸収結節があり術後の説明の後に主治医から連絡あり検査を受けるように言われております。
転移などはあり得ないと思うのですが、この乳がんと何か関連があるのでしょうか?(たまたま見つかったラッキーと思っていますが。)また今後、治療が必要な場合、江戸川病院で甲状腺の治療も可能なのでしょうか?

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「乳がんと何か関連があるのでしょうか?」
⇒それは、ありません。
 
 純粋に「甲状腺がんなのかどうか?」という問題です。

「また今後、治療が必要な場合、江戸川病院で甲状腺の治療も可能なのでしょうか?」
⇒甲状腺の治療は行っていません。

 一昔前は「乳腺甲状腺外科」と一括りにして、両方やっていましたが(乳癌が一方的に増加した現状)その括りで診療している科はあっても、両方やっている医師はいないでしょう。(私も、かつては甲状腺がんの手術もしましたが、10年以上前の話です)