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乳がんでしょうか

[管理番号:2265]
性別:女性
年齢:41歳
はじめまして、こんばんは。
41歳、子供が3人おります。
若いときから毎年乳ガン検診は受けてきましたが、3年ほど前からA判定異常なしが、B判定所見あり、日常生活差し支えなしになるようになり、気にしておりました。
☆2013 冬 健保健康診断 マンモ 右乳
房 良性石灰化
☆2014 夏 市のガン健診 マンモ 左乳房腫瘤 カテゴリー3 右乳房カテゴリー1半年後にまた来てくださいと言われて半年後に再度受診?大丈夫でしょうと言われる。
☆2014 冬 健保健康診断 マンモ
異常なし 左が右より大きい 右カテゴリー2 左カテゴリー1
☆2015 秋 健保健康診断 マンモ
両カテゴリー2 右乳汁 左あきらかに大きい
要再検査となりましたが、その病院に行ける日時がなく、すぐに市の総合病院を受診し、再度マンモ、エコー、触診をうけました。
結果左乳房石灰化はありますが、乳腺症でしょうたの結果で安心しておりました。
乳汁は、授乳後もずっと出ておりましたので過去2度ほど、検査してもらって異常なしとなっております。
気にして健診を受けておりましたのでセルフチェックはしておらず、ふと年明けに左乳首辺りにかゆみがあり、気にしてみると乳首の上に明らかなしこりがあるように思い、再度総合病院を受診しました。
3ヶ月前に健診しているので、大丈夫だろうと受診したのですが、しこりですねと先生に言われ、注射針で細胞を取られました。
結果は1週間後なのですが、今日のエコーを見ると1.7cmもあり、3ヶ月の間にこれほど大きくなることはあるのでしょうか。
もしくは、長い間発見されなかったのでしょうか。
乳ガンの可能性は高いでしょうか。
また乳ガンじゃないとしたらこのしこりは何の可能性があるのでしょうか。
今日の先生は、悪いものの特徴にも似ていない、良性の特徴にも似ていない、から分からないとおっしゃっていました。
検査結果を待つのは重々承知なのですが、泣きそうな1日を過ごしております。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「3ヶ月前に健診しているので、大丈夫だろうと受診したのですが、しこりですねと先生に言われ、注射針で細胞を取られました。」
⇒「3カ月前にエコーしている」ようなので心配無いと思いますが…
 
「結果は1週間後なのですが、今日のエコーを見ると1.7cmもあり、3ヶ月の間にこれほど大きくなることはあるのでしょうか。」「もしくは、長い間発見されなかったのでしょうか。」
⇒「腫瘍が、それほどの期間で大きくなる」ことは無いと思います。
 「超音波で解りずらかった」のかもしれません。
 
「乳ガンの可能性は高いでしょうか。また乳ガンじゃないとしたらこのしこりは何の可能性があるのでしょうか。」「今日の先生は、悪いものの特徴にも似ていない、良性の特徴にも似ていない、から分からないとおっしゃっていました。」
⇒急に「触れるようになったしこり」と考えると「乳癌の可能性」は否定できませんが、その特徴にあてはまるものとしては「乳腺症」もあります。
 いずれにしても「細胞診だけで結論を出す」ことには、やや不安があります。
 「何れの結果にしても」針生検すべきと思います。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

お忙しいところ、ご丁寧なお返事をどうもありがとうございました。
ずっと健診を受けてきて、今このような現状になり、ショックを受けております。
良性であろう石灰化などは、そのままにしておいてはいけなかったのでしょうか??
乳ガンに関しては全くの無知で、先生の言われる針生検とは、今回の結果がどうであれ、お願いしたら出来るものなのでしょうか。
かなり信憑性が高まるのでしょうか。
また、田舎に住んでおりますが、マンモトーム生検の出来る病院は数少ないのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「良性であろう石灰化などは、そのままにしておいてはいけなかったのでしょうか??」
⇒「石灰化の90%以上は(癌とは無関係な)良性(疾患に伴う)石灰化」です。
 今回のしこりが何であれ、「石灰化とは無関係」です。
 
「針生検とは、今回の結果がどうであれ、お願いしたら出来るものなのでしょうか。」
⇒本来「そうあるべき」なのですが…
 どうも「針生検をやりたがらない=結果として、その技術が上手くならない」医師が多い事も事実です。
 もう少し「自覚を持ってもらいたい」ものです。
 
「かなり信憑性が高まるのでしょうか。」
⇒細胞診とは「雲泥の差」です。
 しかも「針生検をやりたがらない様な医師の行う細胞診ほど、信頼のできないものはない」と(私は)考えています。
 ♯一般に「細胞診の方が検体不足(検査が上手くできていない)となりがち」なのです。
 
「また、田舎に住んでおりますが、マンモトーム生検の出来る病院は数少ないのでしょうか?」
⇒「基幹病院にはある」とは思いますが…
 「器械がある」ことと、「それを上手く使いこなす」こととは異なることが多い事も現実です。