[管理番号:3787]
性別:女性
年齢:25歳
初めまして。
心配なので質問させて頂きます。
よろしくお願いいたします。
今から2年前に左胸にしこりが見つかりエコーの結果23ミリのしこりですぐに大きな病院へ。
そこでマンモトーム検査を行い、良性だったので、経過観察という事で様子見で終わりました。
最近になり何かと乳がんのニュースを見たり
ちょうど会社の健康診断などの時期と相成って再度左胸のエコーを行ったところ36ミリと大きくなってしまっていました。
大きくなっている為悪性か調べる為にマンモ
エコーMRIを一通り行いました。
その結果医師からは、葉状腫瘍か線維腺腫のどちらかだと思う。
と言われました。
が念のため、後日マンモトーム検査を行うことが決まりました。
(MRI当日検査後具合が悪くなってしまった為後日検査となりました)
結果を聞いて私が乳がんですか?と問うと、
年齢的にも葉状腫瘍か線維腺腫だと思うけどと言われ乳がんのことは触れず葉状腫瘍の説明ばかりされました。
そこで質問なのですが、葉状腫瘍か線維腺腫と画像診断の結果言われていても、病理診断を行ったら乳がんだったと言うことはやはりあるのでしょうか。
2年前よりしこりが大きく
なっている為すごく心配です。
医師の言葉を信じれば乳がんでは無いと思えるのですが、
やはり最悪の場合も想定してしまい乳がんのことばかり最近考えてしまいます。
また医師は安心の為にマンモトーム検査を行うと言っておりますが、今私にあるしこりが
安心出来るものじゃない為に精密に検査するということなのでしょうか。
また36ミリのしこりということはもう初期ではないですよね…。
乳がんだった場合、手術しても36ミリなら全摘となりますか。
出来れば温存したいです。
若年性乳がんもあるということで不安で最近夜眠れません。
ストレスもたまって生理も不順になってます。
ご回答頂けましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
診断のためにMRIを撮影しているところに問題があります。
MRIは全く無意味な検査であり、「超音波で36mm」であるからには、「やるべき事」は自ずと決まってきます。
組織診断⇒摘出(手術)しかないのです。
♯手術前の組織診(マンモトームもしくはバネ式針生検)は「手術時のマージンの取り方」に関わってくるので、やはり必要です。
2年間で「23⇒36mm」というのは、(特に25歳という若年だと線維腺腫でも結構大きくなるので)線維腺腫でも矛盾しない(ただし、3cmを超えているのだから葉状腫瘍という想定は必須となります)とは思います。
さすがに「2年前にマンモトーム」していて、今更「乳がん」など全く想像する必要はありません。
「そこで質問なのですが、葉状腫瘍か線維腺腫と画像診断の結果言われていても、病理診断を行ったら乳がんだったと言うことはやはりあるのでしょうか。」
⇒画像診断だけならありえますが…
「大事な事」は「2年前マンモトームで良性と診断されている」という事実です。
さすがに、これが「ひっくり返る」ことはないでしょう。
「2年前よりしこりが大きくなっている為すごく心配」
⇒若年者では「線維腺腫でも大きくなる」ので「癌を疑う根拠」にはなりません。
「今私にあるしこりが安心出来るものじゃない為に精密に検査するということなのでしょうか。」
⇒念の為の確認と言う事です。
それと「葉状腫瘍か線維腺腫か?」も「ある程度ですが」わかります。
「乳がんだった場合」
⇒確率的には「圧倒的に乳癌ではない」わけなので、「乳癌だったら」という想像自体しないようにしましょう。