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乳がんと言われました

[管理番号:3566]
性別:女性
年齢:42歳
初めまして。
つい最近、乳がんと宣告されました。
検診は毎年マンモとエコーを必ず受けてました。
2年前のマンモの画像には何も無く、1年前の市の検診の画像の確認は出来ませが、異常は無しになっていたのですが、半年後にシコリに気づいてエコーで確認してもらって経過観察で良いとのことで半年後に針生検したら癌と言われて混乱してます。
現在わかってる事で質問したいのが、シコリが並んで2つあります。
一つが8mmぐらいともう一つが7mmぐらいでエコーで確認出来ています。
2個の間が5mmぐらいで多分繋がってるから20mm~21mmぐらいでステージ2と言われました。
ステージはこのよう決まるものですか?
あと、エコーでのリンパの腫れは無く状態は良いと言われましたが、ネットとかでリンパ節の転移の情報を見ると不安になります。
主治医の先生は安心して大丈夫とは言ってくれてるけど、気を使ってくれてるのかなとか思っちゃいます。
情報が少ないですが先生の意見をお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「半年後にシコリに気づいてエコーで確認してもらって経過観察で良いとのことで半年後に針生検したら癌と言われて混乱してます。」
⇒困ったものです。
 本人が自覚しているしこりを(組織検査もせずに、いたずらに)経過観察として、
挙句の果てに「癌でした」では、本当に「困ったもの」です。(患者さん自身が組織診を嫌がり経過観察を希望したのであれば仕方が無い事ですが…)
「2個の間が5mmぐらいで多分繋がってるから20mm~21mmぐらいでステージ2と言われました。」「ステージはこのよう決まるものですか?」
⇒これはあくまでも(術前の)「画像診断」ですから、実際のところは解りません。
 病理結果を待たなければ「実際に浸潤径として連続しているのか」は解りません。
 ♯ 非浸潤癌として連続していても「浸潤径は足し算にはならない」のです。
「あと、エコーでのリンパの腫れは無く状態は良いと言われましたが、ネットとかでリンパ節の転移の情報を見ると不安になります。」
⇒その点は、その医師のエコー所見を信じるしかありません。
 あまり余計な心配をするのは良くない事です。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

お世話になります。
先日、手術が終わりました。
気になる事が少しあるので教えて下さい。
前回、質問で言っていた2つのシコリはMRIの結果ひとつのもので、乳管でつながって全体で1.3センチでした。
これは乳管部分は非浸潤で浸潤してる2つが合わさった大きさですか?術後の浸潤径は小さくなる可能性がありますか?
それと、手術でシコリが皮膚の近くで少し硬かったからその部分の皮膚を切除したといわれました。
(全摘手術してます)
確かに多少のひきつれはありました。
これは皮膚浸潤とか局所進行乳がんとか転移の心配はないのですか?
よく皮膚に浸潤してると腫瘍の大きさとか関係ないとか言われてるので。
この手術での皮膚の切除だけで大丈夫ですか?
お忙しいと思いますがよろしくお願いします。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
「2つのシコリはMRIの結果ひとつのもので、乳管でつながって全体で1.3センチでした。これは乳管部分は非浸潤で浸潤してる2つが合わさった大きさですか?術後の浸潤径は小さくなる可能性がありますか?」
⇒その可能性はあります。
 「最大浸潤径=しこりの大きさ」は、あくまでも「浸潤癌として連続している最長」だからです。
 ♯画像診断はあくまでも画像診断です。 浸潤径を正確に言い当てることなど無理なのです。
「これは皮膚浸潤とか局所進行乳がんとか転移の心配はないのですか?よく皮膚に浸潤してると腫瘍の大きさとか関係ないとか言われてるので。」
⇒全く無関係です。
 腫瘍が皮膚に顔をだして「潰瘍形成」していることと、「皮膚にくっついている」ことは全くべつものです。