[管理番号:8868]
性別:女性
年齢:32歳
病名:
症状:
投稿日:2020年9月9日
過去の事ですが、自分の診断時について疑問が湧いてきましたので質問させていただきます。
2016年(28歳)
突然胸の半分が固くなっている事に気付き病院を受診しました。
以下受診の流れです。
1.クリニックでのエコー(乳腺専門ではない)
・年齢的にもまず癌はあり得ない。
けれど石灰化が見られるので一応専門の先生に診てもらって来て下さい。
との対応。
2.乳腺外科医エコー
この所見が4,50歳の患者なら癌を疑う。
一応生検してハッキリさせましょう。
と言われ結果悪性。
病理結果
T3N1M0(浸潤径8センチ)
ER,90%
PgR,90%
Her2 陰性
ki67,60%
質問としましては、
①自分でも明かに大きな塊のしこりが分かりました。
1ー2の流れで、これ程の大きさなのに癌を強く疑われなかった印象があるのですが、
大きなしこりでもエコーで分かりにくいタイプなどあるのでしょうか?
また、エコーでも石灰化は分かりますか?
②2の受診時エコーで嚢胞も指摘され、
中身を細い針で調べました。
結果、嚢胞の中からも癌細胞検出。
→これはしこりの他に、嚢胞も癌だったという事ですか?これは珍しい事なのでしょうか?
最初のクリニックでは癌では無いとはっきり言われたし、自分でも20代で癌になるとは思わなかったので、生検していなかったらと思うとゾッとします…
以上、宜しくお願い致します。
田澤先生からの回答
こんにちは田澤です。
物事を「敢えて」複雑に考える必要はありません。
単純に「20歳代で乳癌はないだろう」という先入観が邪魔をしただけであって実際の所見は(その医師が言うように)『この所見が4,50歳の患者なら癌を疑う』と言うくらい『典型的な癌の所見だった』
わけですから、何ら、珍しいことではありません。