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娘の乳ガン

[管理番号:4880]
性別:女性
年齢:21歳
21才大学生の娘のことです。
右胸外側のしこりに本人が気づき、1週間後、乳腺外科を受診しました。
エコー マンモの結果、診断つけにくいとのことで針生検しました。
2週間後、約1.5センチのステージ1浸潤がん(硬癌)の診断でした。
私も娘も気持ちの整理がなかなかできませんが、まずは3週間後に癌の切除手術をすることにしました。
3泊4 日と言われました。
再来週CT もとる予定です。
まだサブタイプがわからない状態ですが、娘が転移を気にしています。
私としては娘の今後の生活を考えると抗がん剤は使用したくないです。
情報量が少ない段階で申し訳ありませんが、先生のアドバイスをいただきたいのです。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
21歳で癌ですか?
俄かには信じがたいですが、病理に間違いはないのでしょうか?(確認の上に確認が必要です)
(癌だと仮定したとして)最も重要なのは「21歳の早期乳癌にCTは決して行ってはいけない」ということです。
全く無駄な検査(遠隔転移は絶対にありません)それよりも「若い年代の被爆」をもっと真剣に考えるべきです。(絶対に担当医は間違っています)
 
 

 

質問者様から 【質問2】

田澤先生
先日、娘の癌の相談をさせていただいた者です。
癌の診断を受けてから10 日後、詳しい病理結果が出るので聴きにいきましたところ、癌ではなく、乳腺症ですね、とのこと。
予定していたCT の必要もなし。
ただ核が硬く顔つきが悪いので、がんになる前にとりましょう、とのことでした。
先生、こんなことってあるのでしょうか。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
癌で無くて本当に良かったですね。
針生検の結果の「癌という診断」だった筈ですが、本当に良かったです。
「ただ核が硬く顔つきが悪いので、がんになる前にとりましょう、とのことでした。」
⇒乳腺症では取る必要がありません。(ご本人、ご家族が不安で取ってしまいたいというのであれば、勿論構いませんが…)
 それよりも「乳腺症」を「癌」と誤った理由は何でしょう。
 ○担当医が「将来癌化する」みたいな(私にとっては)極めて無責任な発言は確認すべきです。
  もしも「atypical ductal hyperplasia(ADH)やflat epithelial atypia(FEA)」などであれば、摘出した方がいいですが、純粋な乳腺症を(区別が付き難いというだけの理由で)「癌化するなどという無責任なコメントと共に」手術するのは如何なものか。