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マンモ、エコーで乳癌と言われました。

[管理番号:6037]
性別:女性
年齢:56歳
某国立病院で年末、マンモ、 エコーでは左乳癌の疑いと言われ 年明けMRI 針生検(バネ式)三個採集
一週間後説明 MRI診断乳癌
針生検では癌細胞が無かった事。
その時の診断以下です。
*超音波検査報告書
左乳房caresに径約23×18×17㎜
(TND=41㎜)の境界明瞭粗造な分葉形の底エコー腫瘤わ認めます。
内部エコーは均一、後方エコー増強、
前方境界線の断裂や境界部高エコーは認めず、後方境界線に接しており、内部に血流を認めます。
US
上、充実腺癌や乳頭腺管癌等の悪性を疑います。
乳頭方向に索状の底エコー域を認め、乳管内進展も不定出来ません。
左脇嵩に径約9×8×6㎜の
わずかにリンパ門を有するものの球状な近いリンパ節を認め、転移を疑います
*MRI*
左Cに2.8×2.3×2.6cmの不整形造
影腫瘤を認めます。
急速washout
の造影パターン、ADC低下しており、IDCと考えます。
乳頭方向に線状、小結接状の造影効果が伸びており、乳管内進展、娘結節と考えます。
少なくとも乳頭から1.5cmの部
位まで達しています。
T2WIで腫瘤
周囲に高信号域広がっており、りんぱ浸潤疑われます。
左腋嵩には最大
1.2cmの類円形のリンパ節腫大3個
認め、metaと考えます。
*組織報告書*
左乳腺より3ヶ所生検されています。
いずれも、既存乳線組織と間質が含まれます。
軽度の炎症細胞浸潤を伴います。
検体内には、異型腺管は認めません。
念のため深切りします。
1月終わり頃説明があり
先生から針生検 針が刺さってる画像をみせて頂き針はささっていますよね。
と しかしMRI エコーでは
乳癌診断納得いかないので先生が今日又針生検させてくださいと言われ5本採集30日に結果聞きに行きました。
*二回目針生検5本採集
病理組織診断Ductal
carecinoma
probably invasive left
breast biopsy
左乳腺組織が5本針生検されています。
うち1本の2㎜の領域にのみ異型乳管上皮の増殖を認めます。
乳管内もしくは嚢胞壁の平坦な底乳頭状病変で、細胞分裂を伴い核異型成の目立つ異型細胞の増殖から成ります。
検体内の大部分はDCIS成分で
すが、筋上皮細胞の断裂が有り、周囲に孤存性~管腔形成性に微少な浸潤が疑われます。
核異型が強く、Her2陽性です。
CD10が腫瘍細胞が発現していますが、意義がわかりません。
間質に
は、リンパ球や形質細胞を主体とした炎症細胞浸潤が目立ち、一部にmyxoid変性を伴う線維化が混在します。
隣の切片には出血や線維芽細胞増生があり、前回の針生痕に相当すると思われます。
Ductal carcinoma
papillotubular carcinomaで
微少浸潤を疑います。
nuclear
arypia3:mitotic scorel:
nuclear grade2 ER(+:
3%)  PR(-) Her2(3)
Ki67 60%
誤字が有るかもしれません。
一回目の針生検の後、癌細胞が出なかったので
少し安堵感、しかし針生検失敗なのか又一週間不安でいました。
ストレスから来る胸のチクチク痛み、背中の痛み、腕の痛み、田澤先生の質問コーナーを拝見して女性ホルモンの刺激と質問コーナーで何度も拝見し安堵したり自分に言い聞かせました。
手術日程今月末に決まり、温存手術と説明されました。
私はMRI、エコーでこれは全摘手術と覚悟してましたが、部分手術説明でした。
針生検8本採集されましたが、そのうち1本の中の2㎜の中の癌細胞 3cm近い腫瘍なのに何故1本しか採集できなかったかと…
腫瘍の一部分が癌細胞なのか…
先生いわく術後の検査で治療がどうなるかまだ、決まってないそうです。
田澤先生が 肉芽腫性乳腺炎は乳癌と判定しにくいと質問コーナーで拝見しました。
最初から胸のチクチク痛みが有ったので。
田澤先生、MRI エコー
針生検の結果 私は乳癌で間違いないのですか? 肉芽腫性乳腺炎ではないですか?先生の考えをお聞きしたく質問しました。
宜しくお願いします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
物事はシンプルに考えましょう。
単純に「初回の針生検はターゲットを外し(国立病院とありますので…)、2回目の
針生検で診断がついた」というだけの話です。
針生検で(間違いなく)「癌とでているのに、肉芽腫性乳腺炎」の可能性を考えるのは… 「現実逃避」に近い状況となります。(現実から目を逸らさずに、きちんと治療しましょう)
「私は乳癌で間違いないのですか? 」
⇒勿論です。
 「現実逃避」しないように、きちんと「乳がんの治療を完遂」しましょう。

「肉芽腫性乳腺炎ではないですか?」

⇒全く違います。