[管理番号:5728]
性別:女性
年齢:43歳
半月前に乳癌の宣告を受けました。
石灰化でカテゴリー4、乳腺外科でマンモ、エコー、触診、細胞診、MRIを行なった結果、初期の乳癌ではないかとの事です。
質問は、細胞診の結果は1日ででるのか?クラスを聞くと4か5かな?との事。
針生検は行なっていません。
行わないのか聞いても、細胞診で乳癌は確定しているし、石灰化が広範囲にあるので、全摘、同時再建を勧められました。
針生検はシコリがあり、手術前に投薬できる人に行うもので、初期の手術しか出来ない私には、向かないし、今大人しい癌細胞診を刺激して、撒き散らすことは無いからとの事です行なってもらえませんでした。
自覚症状としては、三年程前の検診で経過観察、三年後検査しカテゴリー4、しこりは無く、乳頭から四カ月程前から透明のサラサラした浸出液が片側からあり、そちらの乳首が大きくなっているような気がします。
間違えの無い乳癌でしょうか。
乳癌であれば初期のものなのでしょうか?
リンパにはいってはいないんじゃないかとの事でした。
一二個リンパに転移していても、同時再建はできるからとの事でした。
12月に手術の予定です。
3回しか受診していませんが大丈夫でしょうか?不安です。
よろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「質問は、細胞診の結果は1日ででるのか?」
⇒通常は「数日かかる」わけですが…
もしかして「急ぎ」でやってもらったのかもしれません。
「細胞診で乳癌は確定」
⇒本来 「細胞診」で診断するのはあまり勧められません。
1%の偽陽性があるからです。
「組織診が一般化」した現在、「細胞診だけで診断し、後で癌で無かった」となると大問題(言い逃れができない)となるからです。
ただ、担当医は画像所見(石灰化)で確信しているのでしょう。
「針生検はシコリがあり、手術前に投薬できる人に行うもの」
⇒これは完全な誤りです。
「大人しい癌細胞診を刺激して、撒き散らすことは無いから」
⇒こんな事を言う乳腺外科医が居る事を…
大変悲しく思います。(針生検をやりたくないから適当に言っているだけなのでしょうが)
「間違えの無い乳癌でしょうか。」
⇒可能性は高そうですが…
私なら、「細胞診だけで乳癌と診断」して手術を行うことは決してしません。
「乳癌であれば初期のものなのでしょうか?」
⇒それは間違いありません。
質問者様から 【質問2】
乳癌
性別:女性
年齢:43歳
先日は丁寧なご回答ありがとうございました。
もう少し気になることを質問させて頂いてよろしいでしょうか?
5年ぐらい前の検診で、石灰化で経過観察。
半年後の検診で変わりない
ため一年後の検診になりました。
そこ後三年程受診できず、四カ月程前から乳癌と診断された右側から透
明の薄い黄色っぽい浸出液が一つの場所から出ており受診。
癌宣告されました。
触ってみるとわからないようなしこりがあるような気もします。
針生検していない為、非浸潤がんか浸潤がんかもわかりません。
心配で仕方がありません。
どのぐらい進行した物だとおもわれますか?
またリンパ転移は無いと思うとの事でしたが、一つ二つあっても同時再建できるからとの説明をうけました。
本当でしょうか?
またこのぐらいの乳癌で抗がん剤の使用する確率はあるでしょうか?
また介護の仕事をしています。
同時再建後の職場復帰は難しいでしょうか。
不安だらけです。
よろしくお願いします。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
「どのぐらい進行した物だとおもわれますか?」
⇒前回の回答の抜粋
「乳癌であれば初期のものなのでしょうか?」
⇒それは間違いありません。
「またリンパ転移は無いと思うとの事でしたが、一つ二つあっても同時再建できるからとの説明をうけました。本当でしょうか?」
⇒その通りです。(放射線が不要だからです)
「またこのぐらいの乳癌で抗がん剤の使用する確率はあるでしょうか?」
⇒全く何も解っていない状況(針生検もしていない)でコメントすることではありません。(初期であることとサブタイプ⇒治療法は無関係なのです)
「また介護の仕事をしています。同時再建後の職場復帰は難しいでしょうか。」
⇒全く問題ありません。