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乳がんといわれました

[管理番号:5370]
性別:女性
年齢:49歳
初めまして、田澤さん
先月胸の痛みと張りしこりを感じて7月末乳腺外科クリニックを受診しました。
そこでマンモ、エコーして、しこりの組織診と脇の張りがあるということで、細胞診をしました。
その日のうちにMRIの予約をとるように言われ(中旬)日にすることになりました。
結果はMRIの結果が出てから
(下旬)日になりました。
(下旬)日に乳がんと診断されました。
その時の説明で、色々聞けると思ったのですが、リンパ転移あり、薬物療法選択技が広いと言うことしか教えてもらえませんでした。
質問でしこりの大きさとステージを聞いたのですが、しこりは小さい方
ではないのと5時から8時ぐらいにある、ステージは(下旬)日のCTと骨シンチ検査をしてその結果といわれました。
これまで色々検査したのにこれだけしか教えてもらえないものですか?
結果が悪すぎて何も言ってもらえなかなかと不安でなりません。
病院等もまだ決めてません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「CTと骨シンチ検査をしてその結果」
⇒全く無駄な検査です。
乳がんで遠隔転移が(初診時に)存在していることは極めて稀なのです。
実際に私が、全身検索(PETなど)を提案する場合には「腋窩リンパ節がゴロゴロしてレベルⅢまで(確実に)転移している」場合か「鎖骨上リンパ節や胸骨傍リンパ節に明らかに転移している」場合に限っています。
その場合には、患者さんに「その必要性」をお話した上で行っています。
☆今回のように「乳がんの診断=遠隔転移を調べるのは当たり前」という診療には全く賛成できません。
 もしも、それを提案するのであれば、きちんと「あなたの病状はコレコレだから、この検査が必要なのです」と説明すべきでしょう。
 今回は「この部分の説明が不十分」であるため、質問者が不安になっているのです。
「これまで色々検査したのにこれだけしか教えてもらえないものですか?結果が悪すぎて何も言ってもらえなかなかと不安」
⇒おそらく、そのクリニックでは(CTや骨シンチをルーティーンとしているため)
「それらの結果が出揃ってからでなくては(一切)説明できない」という態度なのでしょう。
 本来は「エコーでの画像所見(腫瘍径やリンパ節転移の程度)」は伝えるべきです。
 ♯サブタイプはまだ出ていない(検索中)なのかもしれませんん。