[管理番号:4367]
性別:女性
年齢:50歳
初めて質問させていただきます。
乳房のしこりについてです。
右胸の上部真ん中あたりにに自分で触って分かるしこりがあるのを見つけました。
乳腺外来に行かなければと思っていますが、乳がんの不安が大きく行けていません。
2013年2月 と 2015年7月と2度、小さなしこりが気になり受診し、
両方ともエコーとマンモの検査を受け、異常なしといわれました。
(1度目は石灰化がある、2度目は石灰化もないとの結果でした)
2015年の検査からもうすぐ1年7か月も経ってしまいましたが、乳がんである可能性は大きいものでしょうか。
またもし乳がんだったとして、早期である可能性もありますでしょうか。
必要以上に病気を怖がっていて恥ずかしいですが、可能性など教えていただけたら嬉しいです。
どうぞどうぞよろしくお願いします。
しこりについてです・・・
座ったり、立って触るとぷくりと膨らんだ感じの柔らかいテニスボールの中にぽちっと硬い部分が感じられます。
その柔らかいテニスボールというところは1.5cmほどの直径に思えます。
楕円っぽい気もします。
筋のような気もします。
横になって触ろうと思いますが恥ずかしい話、太っていてお肉が多いせいかよくわかりません。
それで、座ったまま確認できるその違和感がある硬い部分を指でポイントしたまま横になると、寝転がるとお肉が横にずれて薄くなるのか、わかり、
テニスボール感覚というよりも 硬くぽちっとしたものだけになり、肋骨?乳腺の上で小豆のようにクリクリと触れる感じです。
しこりがどこに、どの大きさであるのか、混乱してきてしまいました。
硬いしこりの上はツルツルしている感じですが、あまりそれ自体は動くという感じはしません。
小豆位の大きさと思っているのですが、座ったまま乳房が下に下がったまま上から皮下脂肪の上から
触って分かるくらいのおおきさというとかなり大きく、小豆位では済んでいないのではと心配しています。
横になり、お肉が横に流れると、胸の奥まで触れるかんじで、クリクリとわかります。
やはり進んだ悪性のものと思った方がいいでしょうか。
大病の経験もあり、心気症に近いくらい病気が怖く、今は不安で何も手につきません。
お忙しいとは思いますが、数々の質問者様と先生のご相談のやり取りを拝見して質問させていただきました。
すみません、どうぞよろしくお願いします。
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
なかなか文面から「状況を再構築」することが難しく歯切れが悪くなりますが…
「胸の上部真ん中」というのは「乳腺の中でも(比較的)薄い部位」なので、本物の腫瘍を触知しているのではないかと思います。
「またもし乳がんだったとして、早期である可能性もありますでしょうか。」
⇒当然、早期です。
乳癌は「体表面の癌」だから、「癌かどうか不明」と迷っている時点で「進行癌の可能性はほぼ無い」と考えてください。
「やはり進んだ悪性のものと思った方がいいでしょうか。」
⇒上記コメントどおり…
癌の可能性は考えるべきです。
ただし「進んだ」なんてことはありえません。
ただ、「このまま1年間も放置」した場合には、その可能性はありません。早めに受診すべきです。
質問者様から 【質問2】
先日はお答えありがとうございました。
おかげで勇気を出して受診に
行ってくることができました。
検査結果は異常なしとのことでしたが疑問があり、もう1度質問させてください。
よろしくお願いします。
、と触ってで認
めるしこりというか、硬い部分があるのですが
マンモに写らず、エコーも先生がしてくださりましたが、やはり写らず、先生は、しこりではなく正常な乳腺よとおっしゃいました。
エコーの診断は施術者の技術によるところが大きいと聞いてしまって怖くなっています。
明らかに固い部分を感じますが、マンモにもエコーにも映らないということがあるのでしょうか。
また、そういう場合、問題ないのでしょうか。
心気症だけが先走っていると思いますが、明らかに何か触れるのですが
このままでも問題ないですか。
(先生は年に1度の検診は受けてくださいねとはおっしゃっていました。)
もう一度、ほかの病院に受診してみたほうがいいのか迷っています。
がんの可能性はないものでしょうか。
診察、エコーは、中規模総合病院の乳腺センター乳腺外来の乳腺外科、乳腺専門医の先生でした。
医師は2人のようです。
田澤先生から 【回答2】
こんにちは。田澤です。
まずは「異常無」との診断に良かったですね。
「明らかに固い部分を感じますが、マンモにもエコーにも映らないということがあるのでしょうか。」
⇒腫瘍ではないということです。
もしも自信がなければ「1年」とはせず、「念の為半年」とか、言葉を濁す筈です。
全くの正常乳腺(所謂「過誤腫」かもしれません)
「また、そういう場合、問題ないのでしょうか。」
⇒勿論です。
信じてあげましょう。
医師、マンモの技師?さん、自分でも、「あぁここね」「エコーも先生がして」
⇒このように(その気になる部分を)「医師が認識しながら、その部分をエコー」して、「病変を見逃す」など全くありえないことです。(想像されできません)
ご安心を。
「もう一度、ほかの病院に受診してみたほうがいいのか迷っています。」
⇒不要です。
それよりも、「自己検診を継続」していれば、「あー、確かに大きくならないな」と安心することでしょう。
「がんの可能性はないものでしょうか」
⇒ありません。
「ここにしこりがあります」と患者さんに言われて、(その部分のエコーを医師自らが行い、「正常です」と言っておきながら)実は癌だったなどという、ことは最もあり得ない事です。