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卵巣の腫瘍とノルバデックスの服用について

[管理番号:7442]
性別:女性
年齢:47歳
病名:左乳癌、小葉ガン
症状:

田澤先生、いつもお世話になりありがとうございます。

iD番号〇〇の者です。
先生には昨年4月に左胸を全摘していただき、ホルモン治療中です。
次回の診察が今月の(下旬)日ですが、今日婦人科検診へ行ったところ、左の卵巣がなんと6センチに腫れており、卵巣腫瘍の中の、チョコレート腫瘍だと言われました。
5センチ以上は、手術の適用がありますが、乳腺外科の先生とも相談して下さいとのことでした。

ノルバデックスの影響では腫瘍とはなりませんよね?
嚢胞ではなく、腫瘍との事で、マーカーを採血し(中旬)日の結果待ちです。
場合によっては、MRIになるそうです。
子宮体がんの検査も腫れが邪魔をして、大変でした。
婦人科の先生の話では、ホルモン剤の影響というよりも、もともとの子宮内膜症が悪化したのだろうと。
悪性であれば、卵巣ガンです、といわれ、涙が出て途方に暮れています。
確かに、以前から左の下腹部が痛かったかなと思い、震えがとまりません。

先生、私は明日からノルバデックスを飲むのをやめたほうがよいですか?
あるあるQを読んで、同じような方がいらっしゃったみたいで、私もリュープリンになりますか?
そして、卵巣の腫れの具合いをみるのでしょうか?
よろしくお願いします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「あるあるQを読んで、同じような方がいらっしゃったみたいで、私もリュープリンになりますか?」
→その通りです。

 「あるあるQ]読んでいただいて、大変助かります。
 緊急性がある(卵巣が大きすぎて茎捻転のリスクがあるなど)場合には(リュープリン開始と同時に)タモキシフェンの休薬もしますが、今回はそうではないようです。

 ★リュープリンを併用するだけで(タモキシフェンを休薬せずとも)卵巣は小さくなるでしょう。
 ★★リュープリンを開始して卵巣が小さくなると『卵巣がんに違いない、手術が必要だ!』と騒ぎ立てていた婦人科医も、急にトーンが落ち(その卵巣のように)萎んでしまい、「6か月後でいいよ」となる様子を多数の患者さんで経験しています。