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妊娠中の乳がんについて

[管理番号:8408]
性別:女性
年齢:35歳
病名:浸潤性乳管がん
症状:現在は自覚症状なし
投稿日:2020年3月23日

初めまして。

田澤先生が丁寧に、そしてわかりやすく解説してくださっているのを見て、ぜひ妻のことについてお聞きしたいと思い、質問させていただきました。

よろしくお願いします。

妻は妊娠中に乳がんが見つかりました。
妊娠中ですので、エコーでしか画像検査ができておらず、全身の検査は未だにできていません。
出産は来月始めです。

昨年末、左脇にかなり近いところにしこりを妻が自分で見つけ、
近くの乳腺外科でも、その後紹介された地元の大学病院でも、エコーで診てもらったところ、しこりは一番大きいところで1.5cmとの話でした。
大学病院ではセンチネルリンパに一つだけ転移ら
しいものがあり、検査したところ、がんと判明。
鎖骨周辺も全部見て、一つだけでした。

ただ、2月中旬に手術で取ってみたら、以下のような病理結果でした。

腫瘍 3.0cm×1.7cm×1.4cm
ホルモン受容体陽性
 エストロゲン 10%以上 軽度
 プロゲストロゲン 10%以上 軽度
HER2 陰性
リンパ節転移11個
 レベル1 10/15
 レベル2 1/2
 レベル3 0/0
悪性度 3
K i67 50~60%
脈管侵襲あり(血管もリンパ管も、というのは聞きましたが、どれくらいというのは聞いていません)

このような結果を踏まえて、先生にお聞きしたいことは以下のことです。

①エコーでの検査と病理結果はだいぶ違いました。
エコーでは、
リンパへの転移など、そんなに見つからないものなのでしょうか?

②出産後に治療を始めるのはおそらく4月末頃になる予定です。

手術後に2ヶ月半も放っておいたら、目に見える転移が出てきてしまいやすいでしょうか?
出産前に抗がん剤を使い始めることを
主治医からは提案されませんでしたが、必要ないでしょうか?

③出産後にCTを撮ってステージⅣとなった場合、ホルモン療法からに変更すると言われました。
自分で調べたところ、CDK4/6阻害薬のことなのかなと思っています。
この薬は、がんの成長を抑えるだけで、奏功は期待できないのでしょうか?私としては、抗がん剤で積極的な治療も試してみたいと思っています。

④妻の場合、エストロゲンもプロゲストロゲンも、軽度であるということは、ホルモン療法は効きにくいということですか?

よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「①エコーでの検査と病理結果はだいぶ違いました。
エコーでは、
リンパへの転移など、そんなに見つからないものなのでしょうか?」

⇒稀にそのようなケースはあります。

「②出産後に治療を始めるのはおそらく4月末頃になる予定です。
手術後に2ヶ月半も放っておいたら、目に見える転移が出てきてしまいやすいでしょうか?出産前に抗がん剤を使い始めることを主治医からは提案されませんでしたが、必要ないでしょうか?」

⇒術後補助療法を慌てる必要はありません。
 抗がん剤を勧められるとは思います。(リンパ節転移の個数及びKi67=50~60より)

「③出産後にCTを撮ってステージⅣとなった場合、ホルモン療法からに変更すると言われました。
自分で調べたところ、CDK4/6阻害薬のことなのかなと思っています。
この薬は、がんの成長を抑えるだけで、奏功は期待できないのでしょうか?私としては、抗がん剤で積極的な治療も試してみたいと思っています。」

⇒遠隔転移の心配をする必要はそもそもありません。
 余計な心配をしないようにしましょう。

「④妻の場合、エストロゲンもプロゲストロゲンも、軽度であるということは、ホルモン療法は効きにくいということですか?」
⇒10%以上となっているから効くと思いますよ。

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