乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:5602]
性別:女性
年齢:37歳
田澤先生
初めまして。
8月上旬から乳腺炎外科に通院中なのですが、なかなか病名がつかず痛みと不安でどうしようもなく、先生の肉芽種性乳腺炎についてのコラムを拝見して質問させて頂きます。
7月末に、急に胸にしこりと強い痛みが出て近所の乳腺外科を受診しました。
(昨年12月に同じ病院でエコーとマンモをして異常なしと言われた方の胸です)
受診して、エコーしたところ肉芽種性乳腺炎ではないかということでステロイドを5mg??4錠を1週間分処方されました。
プレドニゾロンを内服し、内服して2日ほどで痛みはなくなったのですが、1週間後に経過観察の再受診したところ炎症性乳がんの可能性がないわけではないということで、念のため針生検をすすめられ、その病院は細胞診検査までしか対応していないとのことで他の病院を紹介されました。
この時に更に3週間分同量のステロイドを処方され飲んでいました。
ステロイドを飲んでいる間は痛みもなくなりしこりも小さくなっていました。
紹介頂いた病院で、エコーと針生検をし9月頭に結果が出て炎症がおきているがガン組織はないとのことでした。
ただ万が一炎症性乳がんの場合、炎症の中にガンが隠れている可能性もあるとのことで胸部MRIとマンモで詳しく調べることになり数日後に行いました。
結果は炎症反応があるがガンの所見はないとのことでした。
乳腺炎の一種だろうということですが、正式な病名は特に診断されませんでした。
前の病院で言われた肉芽種性乳腺炎なのか確認しましたが、そうと断定はされませんでした。
経過観察しつつ、炎症が治まったらまた精密検査をしましょう、とのことでした。
ちなみに前の病院で処方されたステロイドは8月末にはなくなり、紹介先の先生に確認したところ炎症がひどくはなく痛みもなかったので飲まなくて大丈夫とのことでステロイド服用をやめました。
しかし、ステロイド服用をやめて数日後にはまた胸の痛みとしこりが出てきました。
MRIの結果が出た時には我慢できないほどの痛みで相談したところ、結果が出た9/(上旬)から3週間ステロイドを処方されました。
5日間づつ、5mgを4→3→2→1錠と減らしていきました。
9月末に飲みきって2週間程経つとまた段々痛くなり、今週に入ってまた急に胸の痛みが強くなりしこりもでてきたので心配で受診すると、今回は抗生物質を処方されました。
そして、抗生物質(フロモックス)で様子を見て11月頭にエコーと、その結果をみて必要があればまた針生検を行うことになりました。
抗生物質を飲んで2日ですが、全く効かず痛みも強く不安でいっぱいの状況です。
先生のコラムを拝見して、肉芽種性乳腺炎の症状に近いのではと思い、もし肉芽種性乳腺炎の場合今のようにステロイドを飲んだりやめたりすることに不安を感じています。
主治医の先生にも相談しましたが、ステロイドは強い薬なので飲み続けるよりは炎症が治まったらやめて大丈夫とのことでした。
また8月に行った針生検の傷跡から9月中旬に傷口がやぶれ膿がでてきたり、先週もふさがった傷口が盛り上がってやぶれて血がでてきたりしているので、それも不安です。
この状況でまた針生検をする必要もあるかも疑問に思ってきました。
ステロイド服用をやめると炎症がおさまり、やめるとぶり返すということの繰り返しで、現状痛みが強く、またガンの可能性も否定できないとのことであまりに不安なので先生のご意見を伺えればと思います。
長文になりすみません。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
結論から言います。
明らかに「肉芽腫性乳腺炎」です。メール内容から99%以上間違いありません。
○近所の乳腺外科の医師は「肉芽腫性乳腺炎ではないか?」と診断しているところは大いに評価できます。が、「炎症性乳癌を完全には…」という発言をしている時点で「及第点は与えられない」ということです。
 ☆炎症性乳癌
  『炎症性乳癌に炎症なし』いままで、このQandAで何度、このコメントをしただろうか???
   この言葉が「全て」です。
   炎症性乳癌は(そもそも)シコリ(腫瘍)事態ははっきりせず、『皮下のリンパ管に癌細胞が充満して、著しい皮膚の発赤と皮膚肥厚をおこし、「あたかも炎症がおきているかのように」(実際は炎症は起きていないが)皮膚全体が真っ赤となる』
    ♯この「あたかも炎症がおきているかのように」(実際は炎症は起きていない)というところが肝(キモ)なのです。
 ☆☆炎症性乳癌は比較的稀だから、実際に目にしたことがない乳腺外科医も多いことは仕方がないことだが、上記については(最低限)理解して欲しいものです。
「プレドニゾロンを内服し、内服して2日ほどで痛みはなくなった」
「ステロイドを飲んでいる間は痛みもなくなりしこりも小さくなっていました」

⇒このことから、「肉芽腫性乳腺炎でしかありえない」ことが解ります。
 癌がステロイドで小さくなりますか??(1000%ありません)
「エコーと針生検をし9月頭に結果が出て炎症がおきているがガン組織はない」
⇒これで確定です。
「ただ万が一炎症性乳がんの場合、炎症の中にガンが隠れている可能性もある」
⇒とんでもない『無知!!』
 そもそも「炎症性乳癌に炎症無」という理解があれば、「炎症性乳癌の場合、炎症の中に癌が隠れている」という発想自体、完全な誤った理解であることを露呈しています。(本当に困ったものです)
「とのことで胸部MRIとマンモで詳しく調べる」
⇒ナンセンス(呆れて、言葉がありません)
 質問者も「散々な目」に合いましたね。
 ただ(質問者も読んでいる様に)もっと酷い目に合っている人は世の中に大勢います。
『今週のコラム 28回目 癌の診療さえできない医師よりは、「まだマシ」かもしれませんが、癌の診療しかできない医師ばかりでは困ったものです。』(私の心の叫びを聞いてください)
「乳腺炎の一種だろうということですが、正式な病名は特に診断されませんでした。
「前の病院で言われた肉芽種性乳腺炎なのか確認しましたが、そうと断定はされませんでした。」

⇒これは、一言で言うと、その医師は「肉芽腫性乳腺炎を知らないけ」です。
 単純な話です。
「経過観察しつつ、炎症が治まったらまた精密検査をしましょう」
⇒この期に及んで「まだ診断できない」とは…
 自分の診断能力に疑問をもつべきでしょう。(実際は、最低限、組織診をして診断できない乳腺疾患など存在していないのです。)
「紹介先の先生に確認したところ炎症がひどくはなく痛みもなかったので飲まなくて大丈夫とのことでステロイド服用をやめました。」
⇒どこかの海沿いの○研病院でも、同様にして「再燃させて」私の病院を受診された患者さんがいましたが…
 全くの「無知」です。
「しかし、ステロイド服用をやめて数日後にはまた胸の痛みとしこりが出てきました。」
⇒シコリが消退するまで「長期間投与」(そして、その後は少量でて―パリング)しない限り、再燃は必須です。
「9/(上旬)から3週間ステロイドを処方」「5日間づつ、5mgを4→3→2→1錠と減らして」
「9月末に飲みきって」
⇒短すぎる!!!!
 全く肉芽腫性乳腺炎を理解していない!!!
 過去に肉芽腫性乳腺炎の治療歴があるのか、その医師に確認してみるといいでしょう。

「その結果をみて必要があればまた針生検を行うことになりました。」

⇒???????(はー。) 私がどれだけ呆れているか感じてくれましたか??
 この期に及んでまだ針生検??
 頭おかしいのではないか????(言葉が悪くてスミマセン)
 ☆私だったからこう言います。
  「ステロイドで改善している経緯を見ているだろう??」
  「まだ癌を疑っているのか??」
  「ネットでもいいから、肉芽腫性乳腺炎を勉強しろ!! (そうすれば)極めて典型的な肉芽腫性乳腺炎の経過(知らない医師によって無駄な検査や治療をされやすいところまで瓜二つ)だということが解るよ!!」
「肉芽種性乳腺炎の場合今のようにステロイドを飲んだりやめたりすることに不安」
⇒質問者は100%正しい。
 正しくは…
 (状況により変わりますが)初回量は20~30mg(2週間)⇒(改善していれば)5mg減量して(1カ月)⇒(更に改善していれば)更に5mg減量して(2カ月)
 のように、
 どんなに早く良くなる方でも最低半年以上かかるのです。
「主治医の先生にも相談しましたが、ステロイドは強い薬なので飲み続けるよりは炎症が治まったらやめて大丈夫とのことでした。」
⇒ノーコメント
「また8月に行った針生検の傷跡から9月中旬に傷口がやぶれ膿がでてきたり、先週もふさがった傷口が盛り上がってやぶれて血がでてきたりしているので、それも不安」
⇒本当に(担当医には)困ったものです。
 救いがあるとすれば…
 あくまでも良性疾患なので(癌とは異なり)「取り返しがつく」ことです。(癌の場合は、誤った治療をされると「取り返しがつかない」のです)
「この状況でまた針生検をする必要もあるかも疑問に思ってきました。」
⇒その通りです。
「またガンの可能性も否定できないとのこと」
⇒この経過を見て、まだそんなことを言っているの???
 全くその医師の頭の中をのぞいてみたいものです。
「あまりに不安なので先生のご意見を伺えれば」
⇒肉芽腫性乳腺炎は(正しい治療をしないと)厄介とはいえ、あくまでも良性疾患です。
 正しい治療をする医師のもとへ転院しましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2】

ご回答ありがとうございます
性別:女性
年齢:37歳
田澤先生
お忙しい中質問のご回答を頂きありがとうございました。
ずっと不安だった気持ちが少し落ち着きました。
10/(下旬)に、痛みが全く治らないので通院中の病院に行きステロイドを処方して頂いたのですが、前回同様5日間づつ、5mgを4→3→2→1錠の20日分しか出ておりません。
先生のご回答を拝見すると短すぎるとのこと
で、この飲み方にも不安を感じています。
田澤先生に診て頂きたいと思うのですが、秘書メールに連絡差し上げてよろしいでしょうか?
通院中の病院から紹介状と今までの検査結果のデータなどは用意頂けるとのことです。
お忙しい中申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
肉芽腫性乳腺炎の正しい治療をされないどころか、いつまでも「もしかして炎症性乳癌?」みたいに「脅されている」ことは、本当に残念に思います。
「田澤先生に診て頂きたいと思うのですが、秘書メールに連絡差し上げてよろしいでしょうか?」
⇒了解しました。
 
★炎症性乳癌の治療は「volume reduction」です。
  これを達成する手段として
  1.ステロイド
  2.マンモトームで削る
  3.手術で取り去る
状況によっては、(確定診断も兼ねて)「volume reduction」目的で、マンモトームするかもしれません。(炎症の状況が強ければ)
 その意味もあり、診察当日にマンモトームができるように、「「メディカルプラザ市川駅」のマンモトーム枠」に予約します。
「秘書メール」してください。

秘書室へメールは、
各ページの右上にある 「秘書室へメール」からご相談ください。
もしくは、こちらのリンクをクリックしてください。

 
 





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