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肉芽腫性乳性炎について

[管理番号:8987]
性別:女性
年齢:35歳
病名:肉芽腫性乳性炎
症状:乳腺の腫れ、乳房痛(現在は消失)
投稿日:2020年11月9日

こんにちは。
お忙しいところ申し訳こざいません。
この度肉芽腫性乳性炎だろうと診断を受けたのですが、確定診断ではなく不安に思っていたところ、先生の乳癌プラザのサイトを見つけたため質問させていただいております。

10/(下旬)、右胸に強い痛みを感じ触ってみたところ、下半分が硬く
張っているのを感じました。
しこりのようなものは感じずとにか
く授乳中に授乳間隔を空けすぎてしまった時のような硬く張った
ような感じがしました。
2人目の産後、断乳してから1年は経過し
ていたため、あれ?と思いました。

翌日痛みは強くなり硬さも増した感じがしました。
痛い部分を触ると、乳頭から乳白色の母乳のようなものが滲んできました。

10/(下旬)、痛みに我慢できず乳腺外科受診。
エコーとマンモをしていただき、エコー中に先生が、右の乳腺が左の乳腺に比べて2倍くらいに腫れている。
明らかなしこりなどは見られないが、腫れている乳腺部分の血流も豊富で炎症所見が見られると言われ、肉芽腫性乳性炎を疑うと言われました。
炎症性乳癌との鑑別のためMRIを撮りたいと言われ後日施行。

11/(上旬)MRI、11/(上旬)結果説明となりました。

11/(上旬)の際、すでに乳房痛は消失しており、皮膚の発赤等も見られず、触ると左に比べて全体的に張っているかなくらいの感じまで落ち着いておりました。

が、MRIの結果、報告書には乳腺の増強は軽度。
右乳房のBCD領域の背側部に非区域性に分布する5×2.5cm程の不整形の増強域が見られ、時間の経過とともに増強域が徐々に拡大。
中心部のtime
intensity curve はfast-plateau pattern で乳腺炎の可能性が高い。

と記載されておりました。

その結果を踏まえ11/(上旬)診察していただいたところ、乳腺の腫れは1週間前に比べると落ち着いていたようで、乳房痛もなく、乳房に発赤やおかしな見た目もないことから、肉芽腫乳腺炎が自然に落ち着いてきたのだろうと言われました。

主治医の先生は大変親切な先生なのですが、病院だと緊張してしまい何も聞けず色々調べていたところ田澤先生のサイトで勉強させていただきました。

そこで2点質問させていただきたく存じます。

まず、MRIで診断をつけることは先生のサイトからは難しいように見受けられました。
私は生検などの確定診断をつけてもらう必要はないのでしょうか。

また、MRIでは増強域が見えたということで、炎症性乳癌は見た目からして考えられないと主治医にも言われたのですが、他の悪性なものが背景にあり今回乳腺が張っているという可能性はありますでしょうか。

不安症な性格で大変心配しております。
ちなみに9月に健康診断で乳腺エコーを受けた際には異常なしでした。

大変お忙しいところ申し訳ありませんが、ご一読いただきご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。

 

田澤先生からの回答

こんにちは田澤です。

炎症性乳癌を疑っている時点で、私はその医師のセンスに疑問を持ちます。(炎症性乳癌に炎症なし)

肉芽腫性乳腺炎については、エコーでシコリがあるのであれば、MMTEして確定診断すべきです。(そうすれば、「癌かも?」的な不安から100%解放されます)
ご検討を。