Site Overlay

右脇のしこり

[管理番号:2453]
性別:女性
年齢:40歳
現在海外(欧州)に住んでいます。
40歳、出産経験あり
右の脇の付け根に痛みを感じます(少し胸よりで、体温計を挟む場所です)。
さわるとしこりのような、腫れているような感じで、ブラジャーがあたると痛みます。
1月初旬ごろに痛み、怖くなったのでホームドクターにいきその後エコーをとりに病院にいきました。
エコー(超音波)検査は何も写らず、右にしこりがあることも伝えましたが、左と比べると少し厚みがあるようだけれど、
何も写らないので、心配するようなことはないと言われました。
それからしてしばらくは少し痛みはおさまったように感じましたが、ここ数日また痛むようになり、しこりもやはり消えていません。
実は去年の春頃、ちょうど今のしこりのあるところに以前からイボのようなもがあり皮膚科で切除しています。
5ミリ以下のもので、突起していてイボのようでしたが、良性の腫瘍だったのかもしれません。
10年以上前に長女を妊娠/出産したさいにできたものだったので、恐らく良性のだろうけど、ラボにまわしておくといわれました。
こちらでは、問題がないかぎり、結果を連絡してくれることはありません。
結局連絡はありませんでした。
お伺いしたいことは、
1.エコーに写らなくても悪性の腫瘍があるという可能性もあるのでしょうか。
よくマンモには写らなかったがエコーには写ったという話を聞きますが、その逆もあるのでしょうか。
またマンモも受けたほうがよいでしょうか-
かなり脇に方なので、マンモは無理ではないかとも思うのですが・・
2.昨年切除したイボ/良性腫瘍が原因で、別の腫瘍ができたことは考えられますか?
3.しこりが良性腫瘍だとして、その場合でも手術で取り除くことはできるのでしょうか。
知り合いで、脂肪/良性腫瘍と言われ、それでも希望して切除してもらったところ、実は悪性のがんだっという知り合いがいるため・・
言語のこともあり、不安でたまらなく質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「右の脇の付け根に痛み」「さわるとしこりのような、腫れているような感じ」
⇒「副乳」だと思います。
 ♯典型的な「副乳の(女性ホルモンによる)刺激症状」です。
「エコー(超音波)検査は何も写らず、右にしこりがあることも伝えましたが、左と比べると少し厚みがある」
⇒やはり「副乳」のようです。
 
「1.エコーに写らなくても悪性の腫瘍があるという可能性もあるのでしょうか。」
⇒絶対にありません。
 この余計な心配こそ、トップページの「今週のコラム」9回目「どんなへぼ医師でも見逃すはずがないのです」を参照してください。
 腋窩はまさに「どんな、へぼ医師でも悪性所見を見逃す」ことなどあり得ない部位なのです。
 ♯ここの部位にかんしては、「たとえ外国の医師であっても、首都圏の私立大学病院の若手医師であっても」信頼してあげてください。
 
「よくマンモには写らなかったがエコーには写ったという話を聞きますが、その逆もあるのでしょうか。」
⇒ありません。
 マンモでしか解らないことは「乳腺の石灰化」くらいです。(腋窩や副乳は無関係です)
 
「またマンモも受けたほうがよいでしょうか- かなり脇に方なので、マンモは無理ではないかとも思うのですが・・」
⇒全く無用です。
 
「2.昨年切除したイボ/良性腫瘍が原因で、別の腫瘍ができたことは考えられますか?」
⇒絶対にありません。
 ご安心を
「3.しこりが良性腫瘍だとして、その場合でも手術で取り除くことはできるのでしょうか。」
⇒できますが、そもそも「副乳」であり、腫瘍ではありません。
 
「知り合いで、脂肪/良性腫瘍と言われ、それでも希望して切除してもらったところ、実は悪性のがんだっという知り合いがいるため・・」
⇒腋窩に関しては「絶対に心配無用」です。
 「腋窩を超音波して見逃す」など、「100%ありえない」のです。 是非「今週の
コラム9回目 どんなへぼ医師でも見逃すはずがないのです」を読んでください。