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超音波(エコー)ガイド下マンモトーム生検について

[管理番号:2440]
性別:女性
年齢:50歳
乳がん検診を半年前に受信した時は異常なしでしたが、それまで無かった胸のしこりがきになり昨年12月の人間ドックでも乳がん検診を追加しました。
その際カテゴリー3(要精密検査)と診断されました。
細胞診を行ったところがんの可能性が高いと言われ、後日マンモトーム生検を受けたのですが、
マンモグラフィ(ステレオ)ガイド下ではなく超音波(エコー)ガイド下でした。
両方ある施設なのですが超音波(エコー)ガイド下を選択する場合はどのような事が考えられますでしょうか?
がんの種類?進行具合等なにか特殊なケースなのでしょうか?
現在結果待ちなのですが、よろしくお願い致します。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「エコーガイド下」と「ステレオガイド下」の違いは『単純』です。
○エコーで見えるもの(通常は、しこり)は「エコーガイド下」に行います。
○エコーでは見えないもの(石灰化)は「ステレオガイド下」に行います。何故なら「ステレオガイド下は別名マンモグラフィーガイド下とも言われ、(マンモグラフィーでは見える)石灰化をターゲットとするためのもの」なのです。
「細胞診を行ったところがんの可能性が高いと言われ、後日マンモトーム生検を受けたのですが、マンモグラフィ(ステレオ)ガイド下ではなく超音波(エコー)ガイド下でした。」
「両方ある施設なのですが超音波(エコー)ガイド下を選択する場合はどのような事が考えられますでしょうか?」
⇒冒頭でコメントした通りです。
 「胸のしこりが気になり⇒細胞診をしている」所からみると、明らかに「エコーで見えるしこり」なのでしょう。
 それであれば、「100人中、100人」が「エコーガイド下」を選択します。
 
「がんの種類?進行具合等なにか特殊なケースなのでしょうか?」
⇒勘違いされているようです。
 「石灰化」だったら「ステレオガイド下」マンモトーム生検を選択した筈です。