[管理番号:4319]
性別:女性
年齢:42歳
おはようございます。
2015年10月にマンモグラフィーを受けたところ、両方の乳房の石灰化が見つかりました。
(10年ほど前に乳腺症と言われていましたが、
ずっと放っておいてしまいました)半年後にもう一度来てくださいと言われ、次は1年後の2017年4月に来てくださいと言われました。
ただ体外受精を2月にしたいと言うと、体外受精前に来てくださいということで、2月に検査に行ってきました。
すると、右は(少し散らばっていったので?とおっしゃったような気がします)良性でカテゴリー2です。
ただ左は前回と大きく変化したわけではないけど、(少し多くなってきた?とおっしゃったような気がします)カテゴリー3と言われました。
今回のマンモグラフィーの結果だけ見ると怪しいけど、経過を見てきているのでたぶん大丈夫だろうとのことでした。
(悪性の場合、もっと急激に増えるだろうとおっしゃっていました)それに、乳首から最低2センチ離れていないと針を刺すマンモトーム検査ができないのだけど、1センチちょっとしか離れていないので経過観察するしか仕方がないとおっしゃっていました。
次回は妊娠、出産、授乳を終えてから来てください。
けれどもし途中しこりができたり、血の混じった分泌物が出てきたら受診してください。
妊娠できなかった場合は1年後に来てください。
心配なら半年後に来てくださいと言われました。
画像がない中難しいことを聞いて申し訳ないのですが、先生ならこの場合、マンモトーム検査をされますか?
また次回の検査は妊娠、出産、授乳を終えてからでも大丈夫と思われますか?
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
「乳首から最低2センチ離れていないと針を刺すマンモトーム検査ができないのだけど、1センチちょっとしか離れていないので経過観察するしか仕方がない」
⇒??
そんなことはありません。
私はステレオガイド下マンモトーム生検を(おそらく)2000件位はしていますが…
そんな基準で止めた事はありません。
○そもそも、「マンモで写っている石灰化で採れないものはない」というのが私の結論です。
薄ければ、生食を足すなどで、取れるものです。
「 画像がない中難しいことを聞いて申し訳ないのですが、先生ならこの場合、マンモトーム検査をされますか?」
⇒(怪しいかどうかは別として)「妊娠出産前に、リスクを無くしたい」という理由であれば、(迷わず)マンモトームします。
「また次回の検査は妊娠、出産、授乳を終えてからでも大丈夫と思われますか?」
⇒実際は(経過からすると)「両側微慢性石灰化の一部が増加」ということだと推測しますが、「乳腺症の強い部分という解釈」が最も可能性が高そうです。
あくまでも「安心して妊娠出産へ進みたい」という気持ちならば適応があるということです。