乳がんは早期発見、早期治療を目指しましょう。乳がん手術は江戸川病院|乳がんプラザ



[管理番号:7310]
性別:女性
年齢:53歳
病名:浸潤性乳がん (普通の乳がんと言われました。)
症状:

 初めて質問させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
先生のコラム、
質問コーナーは自分に関連のありそうなところは読んで理解に努めております。

 毎年検診を受け、12月に乳がんが見つかりました。
当初は左胸でしたが、その後の検査で右胸にも2か所見つかりました。
3月に両側とも乳房温存手術を受けました。

右 7.?ミリと5.?ミリ 2か所は近い場所なので温存手術でよいとのこと ルミナル
タイプ ER陽性 PR陽性 HER2陰性 グレード1 術前と手術直後にはリンパ節転移はなかったと聞いていましたが、術後1カ月の受診の時に、術中のセンチネルリンパ生検で2個とった見張りリンパ節の1個に2.2ミリの転移があったと言われました。

左 検診時の画像上18ミリ、皮膚の上からサイズを図り2センチを超えていると言われ、
術後1カ月の受診では15ミリだったと言われました。
リンパ節転移はありませんでした。
ルミナルタイプ ER陽性 PR陰性 HER2陰性 グレード2

(1)手術から1カ月たっていますが、まだ詳しい病理結果が出ていないようです。
針生検の時のものしかないと言われました。
よってサブタイプがまだ確定していないということなのか主治医からルミナルA,Bといった説明はありません。
治療についてはタモキシフェン5年と術後の放射線で抗がん剤は必要ないと言われています。
ですが、先日放射線科を受診したときに先生がどちらかはBだったんじゃないかなとおっしゃり、でもまだ針生検のときの病理結果しかないですよと言われました。
私は左はルミナルBの可能性があるように思い、その場合本当に抗がん剤が必要ないのかを今の時点で決められるのか疑問に思うようになりました。
次の主治医の受診は10月になります。

質問① 手術後の病理結果が出た時点で本当に抗がん剤の適応にならないのかを確かめたほうがよいのでしょうか。
その場合はオンコロDXをしてくださいとお願いすればよいのでしょうか。
もし抗がん剤の上乗せ効果があるとわかった場合、術後の療法として
抗がん剤は手術からいつ頃までに開始すればよいでしょうか。
放射線療法の後でもよいですか。
10月の受診時に病理結果を聞くのでは遅いでしょうか。

(2)右側についてですが、見張りリンパ節に転移がわかったのが術後のようなので
それ以上の郭静は当然されていません。
2ミリを超えるリンパ節転移があっても転移が1個、腫瘍径の大きさ、画像では転移なしだったことなどから、ガイドラインにある「リンパ節に転移があってもリンパ節郭静を省略することを検討することが可能、を低く推奨」に該当することはわかります。
主治医は、「今からとるのも大変だから放射線を乳房プラス脇の下までかけます」とおっしゃいました。
放射線科の先生は「見張りリンパ節に1個転移があっても、画像で確認できるものはなかったのだから先のリンパ節に転移はないと考えるのだ」とおっしゃいます。

質問② 今から追加の郭静をお願いすることと、乳房プラス脇の下と鎖骨の辺りまで照射して再発については定期的に検査することと、どちらを選んだらよいか先生のお考えをお聞かせいただければありがたいです。
(左側は乳房に放射線照射です。)

質問③ 今まで主治医から受けた説明で「見張りリンパ節に転移があってその先のリンパ節まで郭静した人のうち、半分の人には先のリンパ節には転移がなかった」とありました。
私の右側の2個の腫瘍は脇の下に近い場所にありました(手術前触ってもどこにあるかは結局わからなかったのですが、マーキングや傷跡の位置から)。
他の方の質問で腫瘍径が小さかったのにリンパ節に転移があったのは、腫瘍の場所が脇の下に近かったことが関係するのではとの先生の見解を読ませていただき、私もそうなのかなと思いました。
とすると、腫瘍も2個あって、リンパ節にもあったということは他のリンパ節に転移している可能性が通常の50%よりも高いということはないのでしょうか。

質問④ 近い場所に腫瘍が2個あったことはどの程度悪い因子になりますか。
パラパラとできやすいのかなど考えてしまうのですが。

質問⑤ 浸潤性乳管がんとしか聞いていませんが、過去の質問のご回答ではその先の組織型は気にする必要はないように理解しましたがそれでよろしいのでしょうか。

質問⑥ 局所再発を監視する今後の検査はどのくらいの頻度で行えばいいでしょうか。

大学病院なので、これからは検診を受けたクリニックに通います。
そこの先生はマンモとエコーを年に1回のようです。

たくさんの質問になってしまい申し訳ありません。
私が今不安に思っていることは、自分にとって最良・最適な治療を選択できているだろうかということです。
子どもを亡くした経験があり、物事をネガティブに考える癖がどうしても抜けません。
根治できる可能性の方がずっと高いと考えていてよろしいですか。

コラムや質問コーナーでの明確で温かい解説を読んで必要な知識を身につけ、前向きに治療していきたいと思っています。
最後は少し感傷が混じってしまいました。

お忙しい中私たち患者のために本当にありがとうございます。
長文を読んでいただきありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。

「質問① 手術後の病理結果が出た時点で本当に抗がん剤の適応にならないのかを確かめたほうがよいのでしょうか。」
→勿論!(そのための「手術病理結果」ではありませんか?)

「その場合はオンコロDXをしてくださいとお願いすればよいのでしょうか。」
→Ki67がグレーゾーンなら是非、行いましょう。

「もし抗がん剤の上乗せ効果があるとわかった場合、術後の療法として抗がん剤は手術からいつ頃までに開始すればよいでしょうか。」
→決まりはありませんが…
 (特別な理由がなければ)3か月以内に開始しましょう。

「放射線療法の後でもよいですか。」
→構いません。

「10月の受診時に病理結果を聞くのでは遅いでしょうか。」
→当然ながら、遅いです。

「質問② 今から追加の郭静をお願いすることと、乳房プラス脇の下と鎖骨の辺りまで照射して再発については定期的に検査することと、どちらを選んだらよいか先生のお考えをお聞かせいただければありがたいです。」
→本来なら、術前に取り決めておくことです。(追加郭清するなら、術中にそのまま行えば、実質的な負担はないからです)

 ★私自身は(追加郭清するなら)「術中にそのままする」ので、同じ場面は皆無ですが…
  あくまでも、「肉眼的転移あり」なら腋窩郭清という方針なので、追加郭清を提案するでしょう。(「郭清の代わりに、放射線」という考え方は私自身にはありません)

「腫瘍も2個あって、リンパ節にもあったということは他のリンパ節に転移している可能性が通常の50%よりも高いということはないのでしょうか。」
→考えすぎ。

「質問④ 近い場所に腫瘍が2個あったことはどの程度悪い因子になりますか。」
→無関係(考えすぎ)

「質問⑤ 浸潤性乳管がんとしか聞いていませんが、過去の質問のご回答ではその先の組織型は気にする必要はないように理解しましたがそれでよろしいのでしょうか。」
→その通り。

「質問⑥ 局所再発を監視する今後の検査はどのくらいの頻度で行えばいいでしょうか。」
→半年に1回の超音波(ただし、腋窩郭清せずに放射線で済ますなら)右のエコーは3か月毎とすると安心です。

「根治できる可能性の方がずっと高いと考えていてよろしいですか。」
→その通り(数値上明らか)





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