乳がんの手術は江戸川病院|乳がんプラザ

[管理番号:6361]
性別:女性
年齢:33歳
乳房切除後の胸骨傍リンパ節転移について
一年半前に浸潤性左乳がんとの診断を受け、左胸を切除し、テッィシュエキスパンダーを挿入しました。
その後、今年の1月にシリコンインプラントへの入れ替え手術を行いました。
初発時は32歳で若年性乳がんになります。
切除手術の病理結果は、ルミナルA
2cmを超えていたため、腋下リンパ節転移はなかったもののステージ2との診断でした。
術後はホルモン療法のみで、リュープリンを2年間、タモキシフェンを服用中です。
術後一年検診は、再建手術が終わって落ち着いてからにしましょうとのことで、今年3月に全身チェックのため、造影剤CT検査を受けました。
造影剤CTでは「左胸骨傍リンパ節が8mm大で描出。
前回は認められず、転移と考える。」との診断結果でした。
主治医は、ルミナルAでこんなに早く転移するとは思えない、腋下ではなく胸骨傍というのも気になるといい、PET-CT検査を受けることになりました。
PET-CTの結果は、「胸骨傍リンパ節への集積を認める」というものでした。
また、PET-CTの結果を受けて行ったエコーでも、「悪いものの可能性が高い」と主治医が言っていました。
心臓や肺が近く、生検は難しいと言われています。
現在、ホルモン剤をタモキシフェンからフェマーラに変更し、とりあえず2か月半ほど様子を見ることになりました。
そこで、先生に質問です。
・ルミナルAで腋下リンパ節に転移がないのに、胸骨傍リンパ節に先に転移することが考えられるか?
・胸骨傍リンパ節転移の場合、生検はできないのか?
・フェマーラが効いて転移が消滅したら、放射線治療は不要か?
(フェマーラの効果に関係なく、心配なので放射線治療を受けたいという思いがあります。)
・転移以外の理由で胸骨傍リンパ節が腫れることはあるか?
(ダイエットのためにジムに通って、ベンチプレス等で大胸筋も鍛えています。
ほぼ毎日通っているので、その影響が何かしらあるのではと疑っています。
PET前は3日ほど休んで安静にしていました。)
・放射線治療をした場合、シリコンを再摘出するような事態は起こらないか?
以上、よろしくお願いいたします。
 

田澤先生からの回答

こんにちは。田澤です。
「・ルミナルAで腋下リンパ節に転移がないのに、胸骨傍リンパ節に先に転移することが考えられるか?」
⇒殆どないですが…
 強いて言えば、病変が内側領域にある場合には「無いとはいえない」というレベルです。
 ☆ちなみにサブタイプは転移の仕方とは無関係です。
「・胸骨傍リンパ節転移の場合、生検はできないのか?」
⇒不可能ではないですが…
 あまりしません。
「・フェマーラが効いて転移が消滅したら、放射線治療は不要か?」
⇒リンパ節転移はあくまでも局所だから、放射線照射すべきです。
 私の感覚では、「放射線照射(トモセラピーのような定位照射がいいでしょう。心臓などに近いため)
「・転移以外の理由で胸骨傍リンパ節が腫れることはあるか?」
⇒考えられません。
「・放射線治療をした場合、シリコンを再摘出するような事態は起こらないか?」
⇒リスクは少ないと思いますが…
 最終的には「どちらに優先度をおくのか?」考えましょう。
 
 

 

質問者様から 【質問2 胸骨傍リンパ節転移の治療について】

性別:女性
年齢:34歳
胸骨傍リンパ節転移の治療について
前回、6361で胸骨傍リンパ節転移についてお伺いしたものです。
初発は32歳、ルミナルAでステージ2aでした。
左胸を切除し、一年後にインプラントで再建、その2ヶ月後に左胸骨傍リンパ節転移との診断でした。
転移が分かってからタモキシフェン をフェマーラに変更し、約3ヶ月後に造影剤CTを取ったところ、『左胸骨傍リンパ節は僅かに縮小している』との診断でした。
私は癌が体の中にあるのは不安なので、放射線治療をしたいのですが、
主治医はもう3ヶ月、様子を見たいとのことです。
理由は、一度放射線を当ててしまうと、再度そこに転移が起きたときに放射線治療ができなくなる、このままフェマーラが効いて縮小していくようなら様子を見てもいい、とのことでした。
私が放射線治療をすぐにしたいのは、下記の理由です。
・今なら治療の時間を取れる(例えば一年後とかにやっぱり転移が大きくなったから放射線治療しましょうとなったら、その時の仕事の事情によっては職場に迷惑がかかるから、早めに済ませたい。)
・癌が体の中にあると言う不安
しかし、また同じところに転移したときのことを考えると、放射線治療というカードがなくなるのも不安です。
今後の治療について、先生のお考えをお聞かせください。
 

田澤先生から 【回答2】

こんにちは。田澤です。
私が「後にカードを残しておく」的な考え方と対局にあることは,QandAを少し見ればわかると思います。
「私は癌が体の中にあるのは不安なので、放射線治療をしたいのですが、主治医はもう3ヶ月、様子を見たい」
「理由は、一度放射線を当ててしまうと、再度そこに転移が起きたときに放射線治療ができなくなる」

→そもそも、その「とっておく」的発想が私にはありません。
 敵は「小さいうちにたたく」これが(私の)鉄則です。
 相手が大きくなればなるほど「手ごわい」ことはイメージできるでしょう。(歴史的には、平家が源氏に情けをかけたために、のちに滅ぼされることになるのです)
 ☆「また出たら」発想ではなく、「小さいうちに最大限の力(治療)を注いで、根治を狙う」特にリンパ節の場合には十分、勝負ができるのです。
「今後の治療について、先生のお考えをお聞かせください。」
→私であれば・
 そもそも(閉経前に適応外である)フェマーラを使うことは1000%ありえません。
 ここが勝負どころとして
 抗がん剤(bevacizumab + paclitaxel もしくはeriblin)→トモセラピー→ホルモン療法+パルボシクリブ





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