[管理番号:3789]
性別:女性
年齢:42歳
*「再質問管理番号」の入力が無かったので、
新たな管理番号にしています。
ホームページ管理者
以前、胸の反対側のしこりで質問した者です。
また、質問させて下さい。
細胞診クラス4で診断されたと前回お伝えしたかと思いますが、
あれから病院を移り、再度、エコー、組織診断、MRIの結果、胸のしこりは悪性の所見はなかったです。
しかし、MRIで昨年手術をした右側の胸側の胸骨のリンパ節に癌が発見され、PET検査を経て癌に間違いないとなりました。
私の希望により、 その部分の細胞診を依頼し、結果待ちです。
主治医は転移というよりは、昨年の手術の際の取り残しというような意見でした。
また、胸骨リンパ節付近の癌は肺や心臓に近く場合によって
は骨をきったり、難易度が高いところであるため、一般の病院では手術により取り出すのに積極的でない病院もあるとの話でした。
質問1
選択肢は手術か放射線という医師の話で私は手術で体内から早く取り出す方を選ぶ予定です。
やはり、選択肢はこの2つになりますか?
質問2
手術の際、肺に傷が付くとドレーンを入れて膨らませるなどの必要がある、場合によっては付近の血管を縛るため自家組織での再建が難しくなる可能性があるとのことでしたが、これ以外に手術をする際のリスクはありますか?
質問3
主治医は胸骨のリンパ節は切除しても脇のリンパ節のように浮腫などの危険はやいとのことでしたが、手術の後遺症といいますか、しびれなどなにか発生する可能性はありますか?
質問4
術式にもよるかとは思いますが、どのように切って、傷はどれくらいひの大きさになりますか?
質問5
現在、昨年手術をしてから無治療できており、手術を12月に予定しているのですが、時間が空くため、それまでの間、癌が広がらないようにホルモン治療だけでもした方がよいといわれましたが、田澤先生でもそう助言されますか?
術前にホルモン治療をすることで、傷の治りが悪くなるなどなんらかのリスクはありませんか?
質問6
今回、癌が手術でとりきれなければ、転移起こし、ホルモン治療をしても10年生きるのは難しいかもという医師の見解でしたが、やはり取りきれない場合、その可能性が高いのでしょうか?
癌だとなると気が動転したり、不安がつのり主治医に確認でないきずおわることもあり、
お忙しい所、申し訳ございませんがご回答いただければ幸いです。
再質問管理番号:
再質問タイトル:反対側の胸のしこり
田澤先生からの回答
こんにちは。田澤です。
胸骨傍リンパ節は通常、「照射が良く効く」部位なので手術の対象とはならないです。(その意味では鎖骨上リンパ節も同様です)
「質問1選択肢は手術か放射線という医師の話で私は手術で体内から早く取り出す方を選ぶ予定です。」「やはり、選択肢はこの2つになりますか?」
⇒一般的には「放射線」です。
しかも、縦隔に近いため「トモセラピーが有効」となります。
「質問2手術の際、肺に傷が付くとドレーンを入れて膨らませるなどの必要がある、場合によっては付近の血管を縛るため自家組織での再建が難しくなる可能性があるとのことでしたが、これ以外に手術をする際のリスクはありますか?」
⇒その通りです。
「質問3 主治医は胸骨のリンパ節は切除しても脇のリンパ節のように浮腫などの危険はやいとのことでしたが、手術の後遺症といいますか、しびれなどなにか発生する可能性はありますか?」
⇒基本的にはありません。
「取り残しによる再燃」などに注意が必要です。
「質問4 術式にもよるかとは思いますが、どのように切って、傷はどれくらいひの大きさになりますか?」
⇒これはケースバイケースです。
標準術式などありません。
「質問5 現在、昨年手術をしてから無治療できており、手術を12月に予定しているのですが、時間が空くため、それまでの間、癌が広がらないようにホルモン治療だけでもした方がよいといわれましたが、田澤先生でもそう助言されますか?」
⇒それでいいと思います。
「術前にホルモン治療をすることで、傷の治りが悪くなるなどなんらかのリスクはありませんか?」
⇒無関係です。
「質問6 今回、癌が手術でとりきれなければ、転移起こし、ホルモン治療をしても10年生きるのは難しいかもという医師の見解でしたが、やはり取りきれない場合、その可能性が高いのでしょうか?」
⇒放射線照射をすべきでしょう。